暑い夏におすすめのメッシュジャケット

暑い夏におすすめのメッシュジャケット

メッシュジャケットの選び方

夏の盛りでも、山間部などでは寒い感じがするのがバイクの特徴です。
ですから、体調をしっかりと管理して快適なツーリングを続けるためには、夏場でもメッシュジャケットをなどをしっかりと着用することが大切です。
メッシュジャケットは夏場でも蒸れることがなく、しかも適度に風から体を保護してくれる便利なアイテムです。
メッシュジャケットにはフルメッシュジャケットとハーフメッシュタイプがありますので、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。

フルメッシュジャケットは、通気性を何よりも大切にするライダーにおすすめです。
気温が30°c以上になる真夏のツーリングなどでは、フルメッシュジャケットが欠かせません。
フルメッシュジャケットは非常に軽く、しかもコンパクトにたためるので、ツーリングが好きなライダーなら1枚は持っておくことをおすすめします。
一方、ハーフメッシュのジャケットはデザイン的にもおしゃれなものが多いので、街着として着ることもできて重宝です。

おすすめのメッシュジャケット

メッシュジャケットは数多くの有名メーカーから機能性の高いアイテムが販売されています。
その中でも特におすすめなのは、コミネの「ライディングメッシュジャケット レジェンド JK-014」です。
夏場のツーリングには欠かせないこのアイテムは、リフレクターおよびCE規格ハードプロテクターが標準装備されていて、安全走行を気にかけるライダーにはぴったりです。
別売りのライニングジャケットを合わせて使えば、春・夏のツーリングにも快適に使用できるのが特徴です。

ツーリングの時だけではなくて、街着としても活用したいというライダーにはラフアンドロードスポーツの「メッシュジャケット MA-1R」もおすすめです。
シンプルな外観とは裏腹に、肩や肘、脊椎、胸パッドを標準装備しており、ヘビーユースにも対応しているジャケットとして人気があります。

紫外線対策を気にするライダーには、ラフアンドロードスポーツの「ライディングZIPメッシュジャケット RR 7313」もいいかもしれません。
こちらのジャケットはライディングのために特別に設計されたハイテク立体メッシュ素材を使用している製品で、通風性がいいだけではなく直射日光も遮断してくれます。
デザインもヴィンテージ感たっぷりで、おしゃれを気にする女性ライダーにはぴったりです。

同じラフアンドロードスポーツからはワンランク上の「アーバンメッシュパーカー FP RR7347」も発売されており、好評を博しています。
袖の部分にはアジャストベルトが装着されており、フルプロテクション仕様なので、オールシーズンに活用できるのがこちらのジャケットの特徴です。

荷物収納に必要なシートバッグ

シートバッグの選び方

バイクでツーリングをすることが多くなると、どうしても装備が増えてしまいます。
ツーリングに出かける際にはさまざまな荷物を搭載する必要が出てきますが、重量のあるアイテムを運ぶのにはバイク用のシートバッグが便利です。
シートバックは装着しても体の重心が崩れにくいというメリットがあるので、重い荷物を積んでも安定してバイクを操作することができます。

シートバッグを装着して快適に走行するためには、容量や形状に留意することが大切です。
例えば、日帰りのツーリングが多いライダーであれば5lから20l容量のシートバッグがおすすめです。
日帰りのツーリングではレインウェアやスマートフォンなどの必要最低限のアイテムを持っていくことが多いので、5lの容量があれば十分と言えるでしょう。

お土産を購入する必要がある場合などは、20lの容量があるシートバッグが便利です。
1泊2日のツーリングを予定しているライダーには、25l以上のシートバッグが適しています。
シートバッグの中にはファスナーなどを開閉して容量を変えられるモデルもありますので、ニーズに応じて選ぶことをおすすめします。

おすすめのシートバッグ

DAYTONA(デイトナ)は、数々の使いやすいバイク用グッズを発表していることで定評があります。
このデイトナのバイク用シートバッグの中でも特に人気が高いのが、「ヘンリービギンズ シートバッグ DH-708 95741」です。
こちらのモデルは非常にコンパクトでしかもスポーティなデザインが特徴で、容量は4L、ペットボトルやスマートフォンなどを無理なく収納することができます。

もう少し容量の大きいシートバッグが必要だという人には、同じデイトナの「ヘンリービギンズ シートバッグ DH-722 97241」もおすすめです。
こちらのモデルはA4サイズで、荷物の量に合わせて7lから12lまでサイズを調節できるというメリットがあります。

大容量のシートバッグならこちらがおすすめ

もう少し大容量のシートバッグを探しているというライダーには、GOLDWIN(ゴールドウィン)の「シートバッグ 16GSM27809」などもおすすめです。
スクエアタイプのバイク用シートバッグにはA4ファイルを始め、14l〜16lの荷物を収納することができますので、1泊2日のツーリングなどにもぴったりです。
被視認性を高めるためのリフレクターや蛍光色のレインカバーなどもついているので、安全性の点からもおすすめのシートバッグです。

Tanax(タナックス)の「モトフィズ ミドルフィールドシートバッグ MFK-233」もローフォルムで、容量が大きいシートバッグとして人気です。
バックの前後にはインナーフレームが内蔵されているので、型崩れしにくいのも大きなメリットです。

急な雨に備えておこう!レインウェア

バイク用レインウェアの選び方

ツーリングに出かけることが多い人にとって必要不可欠なバイクグッズの一つが レインウェアです。
温暖湿潤気候の日本は、春先はもちろんのこと、梅雨の季節や夏の夕立など年間を通して雨が降りやすい天候ですから、ツーリングに出かける際には必ずレインウェアを持参しなければなりません。
ほんのちょっとのにわか雨でも、走行中に降られてしまうと体力を想像以上に奪われることがあります。
安全のことも考えて、機能性の高いレインウェアを1枚用意しましょう。

レインウェアを選ぶ際には、耐水圧と透湿性に注目することが大切です。
耐水圧というのは布地の水濡れに対する性能を数値で表したもので、数値が高ければ高いほど水を通しにくい素材ということになります。
普通に道を歩いているのとは違い、バイクに乗っていて雨が降った場合、ウェアの表面には通常よりも大きな圧力が加わります。
特に高速道路を走行中に激しい雨が降ると、耐水圧の低いレインウェアではほんのちょっとの時間でもずぶ濡れになってしまいます。
ですから、レインウェアを選ぶ際には、20,000mm/平方cm程度の製品を選んでおくと安心です。

透湿性というのは、耐水圧とは逆に、内側から外側に向かってどのぐらい水分を逃してくれるかを表す数値です。
透湿性が高いレインウェアであれば内部が漏れにくく、長時間のツーリングでも快適に過ごすことができます。
特に湿度の高い梅雨時などは、透湿性が高いレインウェアがおすすめです。
耐水圧に強く、しかも透湿性にすぐれたレインウェアはお値段のほうもそれなりに高価ですが、快適にツーリングできることを考えれば高い買い物ではないのではないでしょうか。

性能に加えて、コンパクトに収納できるかどうかもレインウェアを選ぶ上では大切なポイントとなります。
夜間や雨天時に走行することを想定して、ビビットで目立つ色のレインウェアや反射板が使われているデザインを選ぶことも大切です。

おすすめのバイク用レインウェア

バイク用レインウェアの中でも着心地がよく、しかもお値段がリーズナブルなことで人気が高いのが、山城の「ストレッチレインスーツ MSR-02」です。
レインウェアと言ってもストレッチ性に優れていて突っ張り感がないので、快適な走行が楽しめます。

スタイリッシュなデザインのレインウェアを探している人には、フラッグシップの「エルフ レインスーツ ELR-3291」もおすすめです。
フランスのプロモータースポーツブランドのデザインだけあって、プロレーサーのようなテイストが人気のレインウェアは耐水圧も10,000mmと高めで、悪天候でも高い機能性を発揮してくれます。
耐水圧の高いウェアという点では、初期耐水圧27,000mm以上のコミネの「ブレスターレインウェア フィアート RK-539」もおすすめです。

あると便利なUBS電源

USB電源の選び方

ツーリングの最中に何かと役立つアイテムのひとつが、スマホ用USB電源です。
最近ではバイク用ナビの代わりにスマホアプリを利用する人が増えてきていますが、USB電源があれば走行中も給電できるので、バッテリー切れになってしまう心配もありません。
バイク用USB電源にはいくつかのタイプがありますので、ニーズにあった製品を選ぶことが大切です。

まず、バイク用USB電源は使いたい電子機器に対応している電流出力のものを選びましょう。
スマホを充電するにはそれほどの出力は必要ないとはいえ、1AのUSB充電器よりも2Aのほうが急速充電ができて便利です。
コネクタの規格にも注意しましょう。
近ごろはUSB2.0やUSB3.0の他に上下の区別がないUSB Type-cが増えてきています。

ポートの数に関しても、一つだけだとスマホにしか使えませんので、できればポートが2つある充電器がおすすめです。
バイク走行中に急に雨が降ってくることも想定して、防水対策が施されているものを選ぶことも重要です。

おすすめのUSB電源

数多く市販されているバイク用USB電源の中でも特に人気が高いのは、デイトナの「2.1バイク専用電源USB 1ポート+シガーソケット1ポート 93042」です。
高性能ICが使用されているコンパクトサイズのUSB電源で、USB電源とシガーソケット電源を搭載した便利な2wayモデルです。
防水カバーも装備されているのでも安心で、価格が2,400円前後とお手軽なのもこの製品の人気のポイントです。

デイトナからはいくつかのバイク専用電源が発売されていますが、その中でも特に高出力で評価が高いのが「バイク専用電源スレンダー USB 2ポート 98438」です。
本体はわずか13.5mmと薄型なので、狭い場所にでも取り付けることができて便利です。
ポートはType-Aが2つあり、5V/2.4Aと高出力です。
同じデイトナの高出力タイプでも、「バイク専用電源 メインキー連動USB2ポート 99503」はキー連動タイプになっているため、バッテリー上がりの心配がありません。

デイトナ以外でおすすめのUSB電源

デイトナ以外のメーカーからも、優秀なバイク用USB電源が発売されています。
例えばKAEDEAR(カエディア)の「バイクUSB電源 KDR-M3C」はハードキャップを備えたデザインで防水性が高く、しかも走行風の影響を受けにくいというメリットがあります。
防水キャップを開けると電源がONになり、閉めれば電源がOFFになる点も機能的です。
充電をしながら同時に電圧計でバイクの電圧もコントロールできる、offereeの「オートバイ専用急速USB充電器」も人気です。

ツーリング中にお尻が痛くならない方法とは

お尻が痛くなる原因とは?

ツーリングは楽しいけれど、お尻が痛くなるのが困るというライダーは多いものです。
特にロングツーリングが好きなライダーの場合、なんとか対策を立てたいと思っているのではないでしょうか。

お尻が痛くなるのは体の上半身の重みがお尻に集中して圧がかかってしまい、血流不良になることが主な原因です。
しっかりと地面に立って足で体重を支えている状態とは違い、全身をお尻だけで支える状態で長時間走行するわけですから、お尻に負担がかかるのは当然です。
シートの形状が体に合っていない場合もお尻が痛くなりますので、今一度シートの形状をチェックしてみることも必要かもしれません。
特にオフロード車やスポーツタイプのバイクは快適な座り心地があまり望めないので、注意が必要です。

お尻が痛くならないための対策

お尻にかかるプレッシャーをできるだけ和らげるためには、ゲルザブなどを使用するのがおすすめです。
ゲルザブというのはゲル入りの座布団のことで、使用することによって座圧が分散し、しかも車体から体に伝わる振動も軽減することができます。
ゲルザブには形状回復性のゴムと流動性のあるゲルの2つの機能を併せ持つ特殊柔軟ゴムが使用されていて、走行中にどんな姿勢をとっても緩やかに体の動きに追従してくれます。
ただし、シート高が若干高くなりますので、ゲルザブを装着することによってライディングポジションがいくらか変化することがあります。

EFFEX(エフェックス)ゲルザブシリーズの中でも特に人気の高い「ゲルザブR EHZ3136」はバイクのシートに巻きつけるタイプですので、さまざまなバイクに装着することができて便利です。
ラウンドデザインでタンデムシートにも装着することができ、価格は税込で11,880円となっています。
シートの幅が広いタイプのバイクにも対応できるように 、エクステンション面ファスナーもオプションで購入することができます。
ゲルザブは公式ストアで購入できる他、Yahoo!ストアや楽天ショップでも購入できます。

こまめな休憩も重要

体圧を分散させるためのゲルザブやインナーを使用するのと並行して、こまめに休憩することも忘れてはいけません。
休憩は40分走るごとに取るのが理想的です。
こまめに休憩することによってお尻の痛みを解消できるだけではなく、体力の消耗を防いだり、バイクのエンジンも休ませることができます。

ツーリングのプランを立てる時に、休憩時間もあらかじめスケジュールの中に組み入れておくと時間に余裕ができて、目的地まで焦って走るような必要もありません。
休憩時には、軽いストレッチをするなどするとより効果的です。
走ることだけをツーリングの目的にするのではなく、途中で休憩を楽しむのもツーリングの醍醐味としたいものです。

ツーリングで迷わないためのナビアプリ

スマホナビがあれば快適なツーリングが楽しめる

ツーリングでは、これまでに行ったことのない場所を走ることも多いものです。
初めての道では迷ってしまうことも珍しくないですから 、バイク用ナビやスマートフォンのナビアプリを使えば何かと安心ではないでしょうか。
バイク用ナビは使い勝手のいいものもたくさん市販されていますが、性能のいいバイク用ナビは価格もそれなりに高いので、スマートフォンのナビアプリを使うのがおすすめです。
スマホのナビアプリはほとんどが無料ですし、これ1台さえあればバイク用ナビとスマホの両方を持っていく面倒もありません。

数あるナビアプリの中でもユーザーが多いのは、何と言っても「Google Map」です。
Google Mapにはナビゲーション機能があり、リアルタイムで道案内をしてくれます。
ストリートビューを使えばリアルな画像を見ながら走行できるので、道に迷う心配はほとんどありません。
ただし、ときどき細い山道などに誘導されてしまうことがあるので、使い方には少し注意が必要です。
最寄りの食事処やカフェなども簡単に見つけることができるので、スマホにまだインストールしていない人はツーリングに出かける前に必ずインストールしておきましょう。

「Yahoo!カーナビ」もおすすめ

「Yahoo!カーナビ」はソフトバンク社が提供しているナビゲーションアプリで、利便性が高いのが特徴です。
最短ルートを検索できるだけではなくて、VICS(Vehicle Information and Communication System)の交通状況が即座に反映されるので、渋滞回避ルートなども検索することができます。
それだけではなく、高速道路優先か一般道優先かなども自由に選ぶことができるなど、使い道は無限です。

カーナビではなくて、バイク専用のアプリとしては「ツーリングサポーター by NAVITIME」も有名です。
こちらはナビタイムジャパンが提供しているスマホアプリで、バイクツーリング専用に開発されています。
ツーリングにおすすめの景観優先ルートを選ぶことができる他に、2輪駐車場も簡単に探すことができて利便性が高いスマホアプリと言えるでしょう。
全国350カ所以上のナビタイム推奨ツーリングコースも収録されています。

オフライン機能のある「MAPS.ME」

人里離れた場所をツーリングするのが好きなライダーにとって、悩みの種なのが通信電波が届かないエリアです。
このようなエリアをバイクで走行する際でも、途方にくれなくて済むのがオフライン機能の充実しているスマホアプリ「MAPS.ME」です。
走行予定の地図データをあらかじめダウンロードしておけば、オフラインでもしっかりナビゲーションをしてくれます。

上手なツーリングプランの組み立て方とは

プランニングするメリット

ツーリングの楽しみは、実際にバイクで走行している間だけではありません。
ツーリングのプランを練っている間、「どこに行こうか」「どんなところに宿泊して何を食べようか」などとあれこれ模索するのも、ツーリングの楽しみのひとつです。
半日程度のツーリングであれば、特にプランを練らずに行き当たりばったりでバイクを走らせてみるのもいいのですが、丸1日かけてのツーリングあるいは週末を利用した小旅行を考えている場合には、きちんとプランニングしておくのがおすすめです。

ただし、季節や天候によってはツーリングで体力を予想以上に消耗してしまうこともありますし、予定していたルートが工事などで通行止めになっていることも考えられます。
道の状態によっては思ったよりも走行に時間がかかってしまうこともありますので、自分の体力やバイクの経験値なども照らし合わせながら、「日帰りでどこまで行けるのか」「何日間までのツーリングならこなせるか」などを熟考しなければなりません。
観光地の場合、桜や紅葉の季節などは道路が渋滞しますので、予定していた時刻に宿に着けないといったトラブルが起こることも考えられます。

プランの組み立て方

ツーリングのプランを組み立てるためには、まず何を見たいか、何を食べたいかを基本にすると失敗がありません。
走ってみたい観光道路をピックアップするのもいいでしょう。
プランを組み立てはじめると、行ってみたい場所や立ち寄ってみたい観光スポットがたくさん出てきます。
これらのスポットをすべてツーリングに組み入れようとすると時間的に余裕がなくなり、体力や気力を消耗することにもなりかねませんので、立ち寄りたい観光スポットは1日に2〜3か所に設定しておくのがおすすめです。

行ってみたい食事処や観光スポットは、万が一臨時休業をしているような場合も考えて、第2候補・第3候補を考えておくことも大切です。
人気のある食事処・レストランで電話予約ができる場合には、あらかじめ予約を入れてから行けば心配がありません。

プランニングアプリを使うのもおすすめ

「HondaGO RIDE」というアプリを使えば、スマホだけで簡単にツーリングプランを立てることができます。
HondaGO RIDEはホンダのバイクに乗っていないライダーでも使うことができる無料アプリで、まず最初に出発地を決め、次に行ってみたい場所を検索するだけで、さまざまなルートを提案してくれます。

プランニングには写真やメモをつけることもできますし、iPhoneとAndroidの両方に対応しています。
愛車の情報を一度登録しておけば、メンテナンスや燃費・ツーリングなどの情報をこのアプリひとつで一括管理・記録することも可能です。

ヘッドライトがつかない時は

球切れの可能性が高い

どんなにこまめにメンテナンスをしていても、バイク走行中に何らかのトラブルが起こることは稀ではありません。
エンジンがかからなくなったり、パンクしてしまったりすることはよくありますし、ヘッドライトが急につかなくなるといったケースもあります。
特に夜間のツーリング中にヘッドライトがつかなくなると大変不便ですし危険なので、日ごろから対処方法を覚えておくようにしたいものです。

ヘッドライトがつかなくなる原因として最も可能性が高いのは、球切れです。
ヘッドライトに使用されているハロゲンランプは内部にフィラメントと呼ばれるパーツがあり、これが切れると球切れになってしまいます。
暗い道などではフィラメントが切れているかどうかを確認するのが難しいので、電球を耳元で振ってみましょう。
「カラカラ」という乾いた音がすれば、フィラメントが切れている可能性が高いです。

緊急時の対応

球切れの場合、ハロゲンランプを交換すれば問題は解決します。
ペアのランプを持ってきていない場合には、自動車用品店やガソリンスタンドで購入することもできます。
夜間でも営業しているガソリンスタンドであれば、急な球切れにも対応できて便利です。

ハロゲンランプが手に入らない場合には、緊急時の対応としてハイビームを使うという方法もあります。
ヘッドライトが球切れした場合、ほとんどのケースではロービームとハイビームのうち、ロービームだけが切れています。
ですから、ハイビームのみで走行をするのがおすすめです。

ロービームが切れたまま走行するのは違反ですので、できるだけ早く帰宅するか、あるいは最寄りの道の駅や宿泊所などに避難することをおすすめします。
また、ハイビームだけで走っていると対向車に迷惑なので、ガムテープなどで部分的にライトを覆うという方法も有効です。
できるだけ上方にハイビームが拡散しないように注意しましょう。
ガムテープは何かと役立つアイテムですので、ツーリングの際には持参することをおすすめします。

電球交換について

電球の交換方法は、ネイキッド系バイクとカウル付きタイプとではやり方が少し違います。
ネイキッド系バイクの場合は、ライトケースの下の方にあるネジを緩めるだけでライトのレンズが外れるので、簡単に電球を交換することができます。
電球に手の油分がつくと割れやすくなりますので、ガラスの部分には素手で触らないようにすることが大切です。

ツアラー系のバイクの場合には、インナーカウルを外して作業をしなければなりません。
山道で急に球切れになってしまった場合、たとえスペアの電球を持参していても交換するのは難しいので、できるだけ作業のしやすい場所まで行ってから電球を交換するのが得策です。
バイクのメンテナンスに詳しくない人は、最初のうちは 夜間のツーリングは避けたほうがいいかもしれません。

温泉を堪能「下呂温泉」

下呂温泉へのアクセス

下呂温泉といえば、兵庫県の有馬温泉と群馬県の草津温泉を合わせて「日本三名泉のひとつ」に数えられていることで有名です。
岐阜県下呂市に位置していて、やわらかな肌触りの泉質が人気です。
まるで美容液のような質感の温泉なので、女性ライダーたちの間でも人気のスポットです。

都心から下呂温泉にアクセスするには、東京ICから東名・新東名高速道路 東海環状自動車道で富加関ICまで行き、県道58号線・41号線を通っていくのが便利です。
高井戸ICからであれば中央自動車道で約3時間40分、中津川ICから国道257号線に入るルートと、中央自動車道・長野自動車道(約2時間40分)で松本ICまで行き、そこから国道158号線・国道41号線で行く約2時間30分のルートがおすすめです。

下呂温泉には市営駐車場が2つある他、施設の駐車場がいくつもあります。
下呂駅から歩いて3分のところには24時間営業の自動二輪車専用無料駐車場もありますので、ここを利用するのもおすすめです。
ただし、無料駐車場には16台までしか駐輪できません。

下呂温泉のおすすめポイント

下呂温泉には「湯名人 湯めぐり手形」というのがあって、1枚購入すれば手形に加盟している旅館の中から3軒を選んでお風呂に入浴することができます。
手形の有効期限は購入日から6ヶ月、1枚1,300円(税込)です。
手形には下呂温泉の名だたる旅館が加盟しているので、下呂温泉の魅力をたっぷりと楽しむことができます。

加盟旅館のひとつ「望川館」は屋根の下にバイクを駐輪することができるので、雨天でも心配ありません。
望川館は貸し切りの露天風呂もあり、温泉好きのライダーにはまさにおすすめとなっています。
格式の高い佇まいで、日本庭園の中にしつらえてある離れでは満天の星空が眺められる露天風呂も満喫できます。

温泉街の夜景とすぐ近くの鉄橋を渡るJR線を一望にできる和室もおすすめです。
食事は飛騨牛をふんだんに使った「飛騨牛朴葉味噌会席」や「飛騨牛ごっつぉう御膳」が人気です。

下呂に行ったら必ず試したい「鶏ちゃん」

下呂に行ったら、必ず食べてみたいのが飛騨独特の郷土料理「鶏ちゃん(けいちゃん)」です。
鶏ちゃんは鶏肉をしょうゆや味噌のタレに漬け込んでからキャベツと一緒に鉄板で焼きながら食べる料理で、お店によってタレに微妙な違いがあるのが特徴です。
鶏ちゃん発祥の地といわれる「まるはち食堂」の鶏ちゃんはほんのりと辛いタレに絡んだ鶏肉とキャベツが絶品です。
定食は1,050円とリーズナブルで、いつも混んでいるので電話で予約していくのがおすすめです。

デザートは中津川駅にある中津川観光案内所の「にぎわい特産館」で栗きんとんを買うのもいいものです。
にぎわい特産館には14種以上の栗きんとんが販売されています。

名古屋を代表する「有松」を堪能

江戸時代の面影が残る有松

有松は、名古屋市内とは思えないような江戸時代の昔のたたずまいを残す町として知られています。
江戸時代の東海道をにあたる有松は約800mほどの区間で、1984年には名古屋市の街並み保存地区第1号にも指定されています。
2013年には電柱も撤去され、昔の景観が楽しめるのが有松の特徴です。

古くから鳴海宿と池鯉鮒宿との間に位置する茶屋集落として栄えてきた有松は、伝統工芸の「有松絞り」でも有名です。
2016年には国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されただけではなく、2019年5月には文化庁によって「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町 有松~」として日本遺産にも認定されています。

有松・鳴海絞会館で歴史をたどる

有松は町並みを眺めるだけでも情緒がありますが、有松・鳴海絞会館があり、ここで資料やビデオを観ることができます。
有松絞りというのは、徳川家康の江戸幕府が始まってすぐの慶長13年、絞り開祖・竹田庄九郎によって始まったもので、絞りの手ぬぐいや浴衣などは当時、街道一の名産品としてもてはやされました。
北斎や広重も有松絞りの繁盛ぶりを浮世絵に描いたほどで、有松・鳴海絞会館では有松絞りの製作工程なども見ることができます。

絞り教室なども開催されていて、ハンカチや手ぬぐい、テーブルセンター、Tシャツなどを実際に作ってみることができますので、興味のある人は教室開催の日程を前もって問い合わせておくのがおすすめです。
館内ではもちろん、有田絞りの反物やネクタイ、テーブルクロスなどを購入することもできます。

有松地区からバイクで約5分のところには有松天満社もありますので、ぜひ立ち寄ってみたいものです。
有松天満社は菅原道真をお祀りしている神社で、道真が好きだった梅の花や愛鳥の鷽(うそ)、牛の石像などもあります。
道真が丑年の丑の日、丑の刻に生まれたことから、臥牛像の自分の痛い部位と同じところをなでると病気が回復すると言われています。

有松のおすすめグルメポイント

有松に行ったら、ぜひ試してみたいのが「日本料理 やまと」の蟹すき鍋会席です。
繊細な味わいの蟹すきの他にタラバガニのお造りや蟹の茶碗蒸し、天ぷら、焼き蟹なども堪能できて、お値段も驚くほどリーズナブルです。
有松ならではの古い建造物なので、昔の栄華を思い起こしながら食事をいただくのも一興です。

軽くひと休みしたいライダーには「ダーシェンカ・蔵」もおすすめです。
古い家屋の中にはクロワッサンやあんぱん、クリームパンなどがずらりと並んでいます。
有松へのアクセスは名古屋第二環状自動車道・有松ICから約1分、または名古屋高速3号大高線・笠寺ICから(約20分)が便利です。