夜は車から見えやすい色にしよう

夜は車から見えやすい色にしよう

バイク王が行った実証実験

バイク買取で有名な「バイク王」は、単にバイクの流通だけでなく、より快適で安全なバイク走行をしてバイクを楽しんでもらえるようさまざまな取り組みを実施しています。
その一つとして、2014年に「夜間の安全と色彩に関する実証実験」というものを行っています。
この実証実験の目的は、暗くなって見えづらくなる夜の時間にどの色がより目立つか、逆にどんな色だと視認性が下がってしまうのかを確認するものです。

バイクはただでさえ自動車と比べて車体が小さいため、見づらいものです。
しかもライダーは黒などの暗い色を基調とした服装をしていることも多く、周りから発見しづらいことがあります。
そこで、こうした実証実験を通して、より安全な夜間走行をするための提言をしているのです。

見えやすいのは蛍光のイエローと白色

実証実験では、バイク本体と共にヘルメットの色についても検証しています。
こうした実験はすでに40年以上も前になされていますが、現在ではヘッドライトの性能や光色も変わってきています。
また、街灯についても、ライダーが身に着ける服やヘルメットの色彩も変わってきています。
そこで、現代のバイク事情に合った形での実験をしています。

実験の内容としては、卓球で使うボールを15色に塗って、暗い中で参加者に視認してもらいます。
最初に置いた場所からだんだん近づけていき、どの場所ではっきりとボールのことを認められたか、その距離によって視認性の高さを判断するという方法でなされています。
実験の状況をリアルにするために、夜の一般道に近い環境で実施しています。

その結果、一番視認性が高かったのは蛍光のイエローということが分かりました。
最も見づらい色が視認された9.5mに比べると、蛍光イエローは47.5mで視認でき、5倍くらいの見えやすさとなりました。
次に視認性が高かったのは白色で、47.1mとほぼ蛍光イエローと同じでした。

見えにくい色は黒

逆に、この実験で一番見えづらかったのが、黒色でした。
上記のように、10mを切る距離にならないとボールの存在を認めることができなったのです。
この近距離だとバイク走行時に回避行動を取るのは実質的に不可能ですので、いかに黒色が夜間においてはハイリスクかが分かります。

それから、一般的に見えやすいと思われているものが、それほどでないという結果も出ています。
たとえば、なんでも蛍光色の方が見えやすいと思われがちですが、ピンクの場合は蛍光色よりも普通の色の方が見やすいことが分かっています。
また、同じ蛍光色でも、イエローに比べるとグリーンは視認性が7割程度に落ちてしまうという結果も出ています。
こうした結果を踏まえて、より見やすい蛍光イエローや白を使ったヘルメットや服装を選ぶことの重要性が分かります。

夜間走行時はハイビームとロービームを上手に切り替えよう

夜間走行はハイビームが基本となる

夜間にバイクで走る時には、視野を確保するためにも自分の存在を相手に知らせるためにも、必ずライトを点けます。
バイクのフロントライトにはハイビームとロービームがありますが、どちらを点けておくべきなのでしょうか?

実は、この点については道路運送車両法の保安基準の中で明確にされています。
ライトの項目では、走行用の照明としてハイビームが指定されていて、ロービームはすれ違い用と定義されているのです。
こうした記述から分かるように、基本的に夜間走行においては、ハイビームを点けた状態でいることになります。

このようにハイビーム走行というのは法律で定められたものですので、違反すると罰則が適用されることもあります。
周りに対向車などがいなく、道路が暗い状況であればハイビーム走行をすべき環境と見られますので、その状態でロービームだと違反と見なされます。
つまり、無灯火違反と同じ扱いになるわけです。

この場合、二輪車では6,000円、原付では5,000円の反則金、1点の違反点数が科せられてしまいます。
もちろん、よほどの状況でない限り現実としてはこうした罰則を科せられることは考えにくいですが、基本的な考えはこうしたところにあると覚えておくと良いでしょう。

ロービームに切り替える場面とは?

原則は夜間走行中はハイビームということは分かりますが、それならいつロービームに切り替えるべきなのかという話になります。
この点については、道路交通法では他の交通を妨げる原因となる状況では、減光つまりロービームへの切り替えをすることを求めています。
具体的な状況としては、他の車両とすれ違う場合や別の車のすぐ後ろを走る場合などが挙げられています。

こうした状況でのロービームへの切り替えをしない場合も、罰則の対象となりえます。
「減光義務違反」という罰則が適用され、二輪車6,000円、原付5,000円の反則金が科せられます。

これ以外にも、ロービームにした方が良い場面もあります。
警察では、その例として交通量が多い市街地を走っている時や、自動車やバイクでなくても自転車が向かい側にいる場合なども挙げています。
しかし、それ以外のケースでは基本としてハイビームで走行するよう指導しています。

このように、バイクの夜間走行ではハイビームとロービームの切り替えを細かく行っていく必要が生じます。
最近のモデルでは自動的に切り替えをしてくれる機能もありますので、機能をオンにしてライダーの手間を省くというのも一つの手でしょう。
法律順守ということもありますが、やはりライトは自分と周りの安全を守るために必要なことですので、高い意識を持って行っていきたい分野と言えます。

いざという時のための受け身の取り方

バイクで転んだ時の受け身の取り方

ライダーにとって、バイク走行時の転倒というのはある意味で避けられないものです。
もちろん、できるだけ転倒を防ぐための安全策を講じながら走るものですが、予測できない事態によって転倒する可能性があるからです。
それだけに、バイクに乗るのであれば転倒に備えておくことが自分の身を守るために欠かせません。
その一つの方法が、受け身を取るということです。

バイク転倒による死亡につながる重大事故においては、頭部の損傷が全体の半分くらい、胸部の損傷が3割くらいを占めています。
そして、1割が腹部が原因で死亡しています。
こうしたことを考えると、頭部を重点的にして、上半身を守るための受け身の仕方を覚えておくことが重要だと分かります。

バイクで転倒する時には、たいていの場合手や肘、膝が一番初めに道路に触れます。
こうした部位を上手に使って受け身を取ることができれば、上半身にかかる衝撃を和らげることができます。
そのため、グローブを装着し、肘と膝のプロテクターを身に着けることが安全のために大きな効果を果たすことが分かります。

その上で、バイクが傾き転倒、つまりライダーがバイクから落ちる瞬間に、上半身を丸めて頭部を上に残すような姿勢にします。
背中側から着地するようであれば、着地の瞬間に肘から腕までを地面に対して振り下ろすようにして衝撃を吸収します。
この際、同時にかかとも地面にぶつけるようにできると、体のいくつもの部分で受け身を取れることになります。

ポイントとなるのは、頭を地面に打ち付けないようにお腹側に丸めることです。
また、意識して腕を地面に打ち付けるようにして、衝撃がかかる部位を上半身以外のところにすることも重要です。
このように、意識的に体を動かして、重要な部分を守る感覚を身に着けるようにしましょう。

受け身の練習方法

実際に転倒し落下する場合、道路に体がぶつかるまでほんのわずかな時間しかありません。
そのため、頭で考えていても受け身を取るのはかなり難しいです。
効果的な受け身をするためには、繰り返し練習して体で覚えさせるしかないのです。

練習をする際には、まず畳やクッションの上などで、体に衝撃がかかっても大丈夫なところで行います。
そして、立っている状態から横、もしくは背中側に倒れ込むようにして転び、腕を中心として地面を打って衝撃を吸収する感覚をつかみます。
倒れる角度や倒れる方向を変えながら、どうしたら頭や胸を地面に打ち付けないようにできるかを確かめてみましょう。
そして、瞬時に考えなくても腕などが出るようにします。

受け身は無意識にできるくらいまで練習しないと、いざという時に出てきません。
繰り返し、そして定期的に練習して安全のために普段から備えておきましょう。

ヘルメットの耐用年数を知っておこう

ヘルメットの耐用年数の概要

バイクで必須のヘルメットには耐用年数が明確に定められていて、その年数以上は原則使わない方が良いことになっています。
耐用年数は法律で定まっているものではなく、それぞれのメーカーが独自の基準を持っています。
国内メーカーの場合は、おおむね3年を耐用年数としているケースが多くなっています。
というのも、日本で使用するヘルメットでは必須となるSGマークでは3年を耐用年数として出しているからです。
そのため、どのヘルメットも3年以内を目安に交換することをすすめる内容の記載がなされています。

ただし、これは3年を過ぎたらヘルメットが使い物にならないとか、耐用年数を過ぎた製品を使用していたら違反となるという意味ではありません。
ヘルメットメーカーでは、この耐用年数について、あくまでもより確実な品質と性能を出せる年数という位置づけにしているからです。
そのため、転倒したり落下させたりしてヘルメットに強い衝撃を与える、過度な熱や紫外線にさらすといったことがなければ、5年から7年くらいの年数は持つとされています。

ヘルメットの寿命の見極め方

目安としては3年という期間があるものの、実際には状態を見つつもう少しの年数使えるということになります。
そこで大事になってくるのが、寿命を見極めて使用を判断するということです。
まず、ヘルメットを被った状態で強い衝撃を与えた場合は、点検、交換をする必要があります。
というのも、表面に大きな傷がなくても内部で構造体が破損している可能性もあるからです。

また、インナーがかなりへたっていて、被ると隙間ができるようなら衝撃を十分に吸収できなくなっていますので交換した方が良いでしょう。
他にも、可動部や固定具のプラスチックが劣化している場合、材質そのものが弱ってきているため交換がおすすめです。
たとえ未使用のきれいな状態であっても材質の劣化は生じるものですから、古い製品は見た目がきれいであっても使わないようにしましょう。

ヘルメットを長持ちさせるには

インナーは衝撃吸収のための重要なパーツですので、こまめに洗うことで劣化を防止できます。
特に長時間のライディングの後や、夏の走行後などは汗で汚くなりがちですので、こまめに洗濯しましょう。
また、汚れが目立つ前に全体を洗浄してきれいに保つことも大事です。
汚れをそのままにしていると、材質の劣化などを進行させるからです。

そして、保管する場所にも気を付けましょう。
樹脂やプラスチックは紫外線に弱い傾向がありますので、できるだけ直射日光が当たるところには置かないようにします。
また、湿気が溜まりやすい場所だとインナーにカビが生えてくる原因となりますので、風通しの良い場所に保管するのがおすすめです。

砂浜を走れる「千里なぎさドライブウェイ」

千里なぎさドライブウェイの特徴・見どころ

千里なぎさドライブウェイは、石川県の宝達志水町から千里浜町につながる観光道路です。
この道路はだいたい8kmの長さがあるのですが、最大の特徴として道路が砂浜だという点が挙げられます。
つまり、アスファルトで舗装された道路ではなく、砂道となっている上を走るのです。
砂浜をバイクで疾走するというのはなかなかできる体験ではありませんので、ぜひここをツーリング先に含めてみたいものです。

普通だと、2輪のバイクで砂浜を走ろうとすると重みでタイヤがめり込んでしまい、それなりの速度を維持しないと上手には走れないものです。
しかし、千里なぎさドライブウェイ周辺の砂粒は、他の砂浜の砂よりも細かい粒子でできています。
そのため海水や雨水などを吸って硬くなり、その上自動車などが走るため締まっています。
もちろんコンクリートやアスファルトのような道路まではいきませんが、バイクで走っても問題のない硬さで、安全に走行できます。
ただし、道路脇のあまり締まっていないところはバイクだと埋もれてしまう可能性もあるので、できるだけ中央を走るように心がけましょう。

千里なぎさドライブウェイの魅力はやはり砂道を走れるという点ですが、同時に美しい海の景色と並行して走れます。
夕方に走る計画を立てれば、水平線に夕日が沈んでいる様子を見ながらツーリングすることもできますから、海沿いならではの爽快感と共に美しい景色を満喫したいものです。

もちろんこのビーチでは海水浴もできますので、7月の中ごろから8月中旬までにツーリングを計画しているのであれば、水着を持っていき海に入ってみましょう。
もしくは、砂浜でバーベキューをしたり花火をしたりすることもできます。
仲間と食材を分担して持っていき、ワイワイとバーベキューをするのもおすすめのプランです。

千里なぎさドライブウェイのルートについての注意点

千里なぎさドライブウェイに行くには、のと里山海道の千里浜インターか今浜インターからアクセスするのが便利です。
金沢市内からだと40分くらいで、千里なぎさドライブウェイの入口まで来ることができるでしょう。
千里なぎさドライブウェイは自由に走行できるのですが、気象条件などによっては規制がかかり通行できなくなることもあります。
そのため、羽咋市が出している観光道路情報をチェックして、事前に通行可能か確かめていく方が安心です。

砂道ですので、特に白い砂が見えるところでは急ハンドルや急発進を避けるべきです。
砂が乾燥して白くなっているため、タイヤが埋もれやすいからです。
また、ビーチに行く通行人が道路を横切ることも多いので、十分周りを目視することやスピードを出し過ぎないという点にも注意を払いましょう。

大人でも楽しめる川遊びスポット「立合川」

立合川ツーリングの特徴・見どころ

立合川は、山形市山寺エリアにある川です。
この山寺エリアは、山形市内はもちろんのこと、宮城県からもアクセスしやすいところとなっていますので、東北をツーリングしたいという方であればルートに含めると楽しいプランとなります。
自然が残っていて、静かな環境の中でゆったりと過ごせるのが魅力です。

そんな山寺エリアにある立合川は、この地方を潤す清流として地元では重要な川となっています。
上流から中流にかけては浅瀬が多く存在していますし、深みがあるところと大きな岩が転がっているところが混在しているため川遊びをするのにぴったりなのです。
岩場ではウォータースライダーのように、滑って楽しめるようなスポットもあって、いろいろな遊びができます。

道路から立合川に入れる場所もたくさんありますし、地元の人たちが遊びに来るスポットも複数あります。
そのため、初めて山形県にツーリングに行くという方でも、安心して川遊びができるのがうれしいところです。
もちろん自然の川ですので、大雨の後には水量に気を付けながら安全に川遊びをするように心がけましょう。

また、立合川の周辺には観光地としても人気のある山寺があります。
山寺は正式名称を「宝珠山立石寺」と言い、非常に由緒正しい場所です。
山のすべてが修行の場として古代から敬われていて、歴史あるお寺が山の上に建てられています。

この山寺は奇岩怪石が多数あって、登山口から上っていくとユニークな形をした岩石を見ることができます。
立合川での川遊びスポットからすぐ近くですので、ツーリングプランに含めるのもおすすめです。
登山口から石段を登って大仏殿まで行くのに、だいたい1時間となっていますので、無理なく時間を過ごして帰ってこられるでしょう。

立合川ツーリングのルートについて

立合川ツーリングのルートは、山形市内から入るのであれば、国道13号などの主要道路から県道19号線に入ります。
この道路が立合川沿いに走っていますので、川の景色を眺めながらのツーリングを楽しむことができます。
その途中で、川の中に入って遊べる箇所がいくつかありますので、安全に注意しながらバイクを停めて降りていきます。
宮城県側から来る場合には、秋保や二口渓谷などの名所を通ってから、県道62号線を使ってJR山寺駅方面に行くと立合川に着きます。

この立合川沿い、特に山寺周辺にはお土産屋さんや飲食店がいくつも建ち並んでいます。
山形の名物であるソバやラーメンのお店が多く、グルメを楽しむのにもぴったりの場所です。
ずんだ餅などの甘いものを食べられるお店もあるので、ちょっと立ち寄って休憩がてら食べていくのも良いでしょう。

ツーリングに慣れていない方にも十分楽しめる「秋吉台道路」

秋吉台道路ツーリングの見どころ

秋吉台道路は、山口県中西部にある秋吉台エリアを南北に走る道路で、別名「カルストロード」とも呼ばれています。
秋吉台は石灰質の大地が、非常に長い年月を経て雨や風によって浸食されることによってできた場所です。
地表には白やグレーの奇妙な形をした岩が至るところに見られて、他では味わえない独特の景色の中を走っていくことができます。

また、エリア内を走っていると、突然すり鉢のような形の窪地が出現するなど、インパクトのある光景に出会うことができます。
こうしたカルスト地形がずっと広がっていて、秋吉台は日本最大の規模を誇ります。
秋吉台道路の見どころは、やはりこのカルスト地形を眺めながらずっと走れることでしょう。
カーブごとに異なる形の岩石を見ることができますし、少し行くとまた違った光景が広がるので、飽きることなくツーリングを続けていくことができます。

季節による違いも楽しめる場所で、たとえば5月くらいになると大地を覆う草木がさわやかな緑に染まって、美しくすがすがしい気持ちにさせてくれます。
緑と岩の白とのコントラストは、不思議な感覚にさせてくれます。
2月には、この地方で野焼きをする習慣があります。
雑草が焼かれて黒く焦げている土地が広がっている様子は、終末世界に来たような感覚にもさせられ、ここならではの景色を楽しめます。

秋吉台道路自体は娯楽施設や飲食店などがほとんどありませんので、純粋にバイク走行と景色を楽しむ場所となります。
道路はしっかりと整備されており、多少の高低差はありますがカーブはそれほどきつくありませんし、交通量も特定日でなければそれほど多くありません。
初心者であっても安全かつ快適に走れるので、ツーリングを満喫できるでしょう。

秋吉台道路ツーリングのルートについて

秋吉台道路の総距離は約12kmあります。
基本的に冬季であっても閉鎖はされませんので一年を通してツーリングできますし、通行料の徴収がないのもうれしいところです。
秋吉台道路は美弥市美東町から秋芳町までのルートで、秋吉台サファリランドくらいから南に下って秋吉台科学博物館を通り、秋芳洞脇を行って国道435号までとなっています。

終点近くにある秋芳洞は幻想的な様子が広がる国内でも有数の鍾乳洞ですので、ツーリングの終わりに立ち寄るのもおすすめです。
秋芳洞は観光名所としても有名で、全国から観光客が集まってきます。
じっくりと見て楽しみたいスポットなので、多少の時間を取り分けておくと良いでしょう。
また、秋吉台道路の途中にある秋吉台科学博物館ではカルスト地形についての説明などが専門的に展示されていますので、より良く知りたい方は訪れてみましょう。

北海道ツーリングは6月がベスト

北海道ツーリングの魅力を味わうなら

バイクでツーリングを楽しんでいるライダーにとって、北海道ツーリングというのは一つの憧れであり、何回でも行きたいと思う魅力的なところでもあります。
広大な自然とどこまでも続くように思える本州では見られない道路、普通に見られる動物たちなどは北海道ならではの良さと言えるでしょう。

こうした北海道の魅力を味わうためのベストシーズンは、6月です。
というのも、それよりも早い時期だと北海道はまだ寒さが残るからです。
5月ともなるとさすがに雪が降ることはありませんが、風は冷たいですし朝晩は肌寒さを感じます。
そのような中で風を切って長時間のツーリングをするのはきついものですが、6月になると寒さがなくなり、ちょうど良い季節になります。

また、6月は花が咲き始める季節でもあることから、北海道でたくさんのイベントが開催されます。
各地でチューリップ祭りのようなフェアが開催されますし、自然のものだけでなくアニメフェアなども行われます。
ツーリングで立ち寄るスポットにこうしたイベントを含めるとより楽しさが増します。

7月や8月の夏休みシーズンに入ると、北海道旅行をする人が多くなり全体的にコストが上がります。
しかし、6月ならそこまでではないので節約できるのもうれしいところです。

北海道のツーリングはエリアによって分けられます。
港が多い道南エリアは、フェリーで到着してすぐにさまざまなスポットを回れるのが特徴です。
道東は雄大な自然が残る場所が多く交通量も少ないので、気持ちよく走れるのが魅力です。
道北も自然が素晴らしいですが、都市部が少ないので利便性は下がります。
道央は都市がいくつもあるので、便利なツーリングをするのに適していますしグルメ巡りもしやすいです。

北海道ツーリングのルートについて

通常は本州からフェリーで入りますので、まずは道南エリアからスタートします。
函館や小樽などのきれいな都市も楽しめるので、グルメやお土産の購入を計画に入れましょう。
その後、中継点となる道央に進みます。
グルメを楽しめるスポットが多いので、グルメ巡りをメインにするのもありです。
バイクメンテナンスをするショップも多いので、長距離を走らせる前に一回チェックをしていくこともできます。

その後、北海道らしい北の地の様子を見たいのであれば道北に向かって進んでいくルートを選ぶことができるでしょう。
海沿いのルートを走りたいということであれば、道東エリアを選ぶのがおすすめです。
特に知床半島は雄大な自然の中バイクを走らせることができるので、ここでしか味わえない雰囲気の中でツーリングができます。
ただ、6月でも海沿いは風が強く寒いことがあるので、しっかりと防寒対策をして行った方が良いでしょう。

暑い夏におすすめのメッシュジャケット

メッシュジャケットの選び方

夏の盛りでも、山間部などでは寒い感じがするのがバイクの特徴です。
ですから、体調をしっかりと管理して快適なツーリングを続けるためには、夏場でもメッシュジャケットをなどをしっかりと着用することが大切です。
メッシュジャケットは夏場でも蒸れることがなく、しかも適度に風から体を保護してくれる便利なアイテムです。
メッシュジャケットにはフルメッシュジャケットとハーフメッシュタイプがありますので、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。

フルメッシュジャケットは、通気性を何よりも大切にするライダーにおすすめです。
気温が30°c以上になる真夏のツーリングなどでは、フルメッシュジャケットが欠かせません。
フルメッシュジャケットは非常に軽く、しかもコンパクトにたためるので、ツーリングが好きなライダーなら1枚は持っておくことをおすすめします。
一方、ハーフメッシュのジャケットはデザイン的にもおしゃれなものが多いので、街着として着ることもできて重宝です。

おすすめのメッシュジャケット

メッシュジャケットは数多くの有名メーカーから機能性の高いアイテムが販売されています。
その中でも特におすすめなのは、コミネの「ライディングメッシュジャケット レジェンド JK-014」です。
夏場のツーリングには欠かせないこのアイテムは、リフレクターおよびCE規格ハードプロテクターが標準装備されていて、安全走行を気にかけるライダーにはぴったりです。
別売りのライニングジャケットを合わせて使えば、春・夏のツーリングにも快適に使用できるのが特徴です。

ツーリングの時だけではなくて、街着としても活用したいというライダーにはラフアンドロードスポーツの「メッシュジャケット MA-1R」もおすすめです。
シンプルな外観とは裏腹に、肩や肘、脊椎、胸パッドを標準装備しており、ヘビーユースにも対応しているジャケットとして人気があります。

紫外線対策を気にするライダーには、ラフアンドロードスポーツの「ライディングZIPメッシュジャケット RR 7313」もいいかもしれません。
こちらのジャケットはライディングのために特別に設計されたハイテク立体メッシュ素材を使用している製品で、通風性がいいだけではなく直射日光も遮断してくれます。
デザインもヴィンテージ感たっぷりで、おしゃれを気にする女性ライダーにはぴったりです。

同じラフアンドロードスポーツからはワンランク上の「アーバンメッシュパーカー FP RR7347」も発売されており、好評を博しています。
袖の部分にはアジャストベルトが装着されており、フルプロテクション仕様なので、オールシーズンに活用できるのがこちらのジャケットの特徴です。

荷物収納に必要なシートバッグ

シートバッグの選び方

バイクでツーリングをすることが多くなると、どうしても装備が増えてしまいます。
ツーリングに出かける際にはさまざまな荷物を搭載する必要が出てきますが、重量のあるアイテムを運ぶのにはバイク用のシートバッグが便利です。
シートバックは装着しても体の重心が崩れにくいというメリットがあるので、重い荷物を積んでも安定してバイクを操作することができます。

シートバッグを装着して快適に走行するためには、容量や形状に留意することが大切です。
例えば、日帰りのツーリングが多いライダーであれば5lから20l容量のシートバッグがおすすめです。
日帰りのツーリングではレインウェアやスマートフォンなどの必要最低限のアイテムを持っていくことが多いので、5lの容量があれば十分と言えるでしょう。

お土産を購入する必要がある場合などは、20lの容量があるシートバッグが便利です。
1泊2日のツーリングを予定しているライダーには、25l以上のシートバッグが適しています。
シートバッグの中にはファスナーなどを開閉して容量を変えられるモデルもありますので、ニーズに応じて選ぶことをおすすめします。

おすすめのシートバッグ

DAYTONA(デイトナ)は、数々の使いやすいバイク用グッズを発表していることで定評があります。
このデイトナのバイク用シートバッグの中でも特に人気が高いのが、「ヘンリービギンズ シートバッグ DH-708 95741」です。
こちらのモデルは非常にコンパクトでしかもスポーティなデザインが特徴で、容量は4L、ペットボトルやスマートフォンなどを無理なく収納することができます。

もう少し容量の大きいシートバッグが必要だという人には、同じデイトナの「ヘンリービギンズ シートバッグ DH-722 97241」もおすすめです。
こちらのモデルはA4サイズで、荷物の量に合わせて7lから12lまでサイズを調節できるというメリットがあります。

大容量のシートバッグならこちらがおすすめ

もう少し大容量のシートバッグを探しているというライダーには、GOLDWIN(ゴールドウィン)の「シートバッグ 16GSM27809」などもおすすめです。
スクエアタイプのバイク用シートバッグにはA4ファイルを始め、14l〜16lの荷物を収納することができますので、1泊2日のツーリングなどにもぴったりです。
被視認性を高めるためのリフレクターや蛍光色のレインカバーなどもついているので、安全性の点からもおすすめのシートバッグです。

Tanax(タナックス)の「モトフィズ ミドルフィールドシートバッグ MFK-233」もローフォルムで、容量が大きいシートバッグとして人気です。
バックの前後にはインナーフレームが内蔵されているので、型崩れしにくいのも大きなメリットです。