バイクの全損と半損の違いとは

全損とされる3つのケース

交通事故に遭い、所有するバイクが故障してしまうことがあります。
修理代のうち過失分は自腹で払う必要がありますが、車両保険に加入していると過失分の補償が受けられます。
その際「全損」か「半損」によって、受けられる補償が異なります。

全損とされるのは、次の3つに該当するものとされています。
「車が修理できない状態になってしまった」「盗難によってバイクが見つからない」、また「修理代が車両保険で定められた金額を超えてしまった」というケースです。
交通事故に遭って修理代が多くかかる場合には、全ての修理代を加入している保険会社が払ってくれるわけではありません。

半損の場合でも補償が受けられる

半損に関してですが、人によっては分損と呼ばれることもあります。
半損とされるのは、車両保険で定められた範囲内の金額で修理ができるケースです。
車両保険で定められた範囲を超えてしまうほどの修理代だった場合には、半損にはならず全損扱いとなります。

全損の場合には補償が受けられますし、半損についても同様です。
交通事故に遭ったバイクが故障をしてしまうことはあり得ますが、半損と判断される場合であっても保険金は支払われるので安心してください。

補償額の算定に関して

交通事故でバイクが故障してしまうと、修理をしなければなりません。
ただ修理にかかる代金のすべてを保険会社が払ってくれるわけではなく、一定の計算方法で出た金額分を補償してくれます。
一般的なバイク保険についている車両保険の場合、バイクの価値は年月の経過とともに徐々に低くなっていく「経年減価」という方法で計算されます。

バイクは自動車に比べて資産価値が低いと言われており、減価償却期間も短いものです。
そのため、保険会社が払った金額では満足できる程度まで修理ができないことも多いものです。
保険会社に対して不満を抱いてしまう方もいますが、バイク保険に加入する前にはこの点に関して十分に理解しておく必要があります。

修理する前に考えたいこと

所有しているバイクが交通事故によって故障してしまったとき、車両保険を使ってすぐに修理しようと思う方も多いことでしょう。
しかし修理をしても、納得できる保証が受けられない場合もあります。

修理が不十分だった場合、がっかりしてしまうことでしょう。
所有しているバイクが古いので今後買い替えを検討している場合には、修理するかどうかしばらく考えてみる必要があります。

修理をせず、修理代を受け取って新しい車両を購入する際の資金に充てることもできます。
古いバイクに乗っている方は、特にじっくりと検討してみることが大事です。
交通事故に遭ったら混乱してしまうかもしれませんが、修理をするかどうか冷静に判断するようにしましょう。

いざという時役に立つ弁護士特約

特約の中でも特に重要

バイクに乗っていると、様々な事故に遭う可能性があります。
バイクが故障してしまうだけではなく、相手にケガをさせてしまうことがあります。
このようなときに備えたいのがバイク保険ですが、今回注目したいのは特約です。

いろんな特約がある中で、できるだけ付けておきたいのが「弁護士特約」と呼ばれるものです。
現在では様々な保険会社からバイク保険が販売されており、「弁護士特約」を付けられるタイプは多いと言えます。

「弁護士費用等補償特約」と呼ばれることもある特約ですが、弁護士に相談をするときに保険会社が費用を支払ってくれます。
相手のケガが大きい場合などには、特に付けておいてよかったと思うことでしょう。

もらい事故で交渉を弁護士が代行

交通事故に遭ったとき、全てのケースに関して保険会社が代わりに交渉するわけではありません。
意外に思われるかもしれませんが、自分に全く非がないケースでは、加入している保険会社は動いてくれません。
いわゆるもらい事故なったときには、保険に加入している本人が相手方の保険会社と示談交渉をしなければなりません。

保険の素人相手に相手方の保険会社は手を抜くことなく、相手にメリットがある案を提示します。
このようなときに弁護士特約を付けておけば、示談交渉を弁護士が行ってくれるので安心です。

一般に示談交渉を弁護士に依頼すれば、費用がかかってしまいます。
しかし弁護士特約を付けておけば、かかる費用は一定額まで加入している保険会社が払ってくれます。

大きな事故につながりやすいバイク運転

自動車に乗る場合には、車体に守られているので安心感があります。
これに対してバイクの場合には、体を包み込んでくれるものがありません。
自動車に比べ、バイクで運転をしていて事故を起こすと大きなダメージを受ける可能性が高まります。

バイクが転倒すると、体を地面に強打してしまうこともあり得ます。
強い衝撃で骨折をするなど大きなけがを負いやすく、後遺障害が残ってしまう可能性もあります。

バイクを運転する方は、バイク保険に必ず加入しておく必要があります。
また大きなけがをしてしまう恐れがあるので、弁護士特約も付けておくことが大切です。

かかる費用以上にメリットが大きい

バイク保険につけられる弁護士特約では、弁護士費用が300万円、また法律相談費用は10万円が一般的です。
万が一の時に弁護士特約を付けておけば、裁判をするときにかかる高額の費用を保険会社が払ってくれるので安心です。

月々支払う保険料は数百円程度アップしますが、弁護士のサポートを受ける必要がある場合のメリットが大きいと言えます。
またストレスがかかる示談交渉も、全て弁護士が対応します。
無駄な時間をかけませんし、精神的にもずっと楽になることでしょう。

バイクの貸し借りで保険は適用されるのか

バイクに乗るなら保険加入は必須

普段は自動車に乗るので、バイクが必要になったときには友人に借りようと思っている方はいませんか。
もしも他人のバイクに乗る場合には、保険のことを考えておかなければなりません。
自動車では一時的に乗る必要がある場合、一日保険に加入することができます。

しかしバイクの場合には、一日保険というものがありません。
一日だけバイクに乗るので一日保険に入ればいいと思っても、加入することはできません。
バイクは自動車とは違い体を車体で保護しないので、事故に遭った場合に大きなけがをしてしまう恐れがあるからです。

一日保険に加入できないので、その他の方法を検討する必要があります。
くれぐれも、対策を講じないままバイクを友人から借りて乗らないようにしてください。

運転者年齢条件を変更する

バイクに普段から乗る方のために、保険会社ではバイク保険の商品を用意しています。
バイク保険では、補償対象者を限定する「運転者年齢条件」があります。
「年齢を問わず補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」という3つのタイプが用意されており、これらのうち1つを選択することが可能です。

もしも友人からバイクを借りる場合には、自分の年齢に合わせて運転者年齢条件を変更してもらうという方法を採用することも可能です。
年齢条件を変更すれば、友人のバイクを借りて事故を起こしてしまっても、補償を受けることが可能になります。
しかし「年齢を問わず補償」に変更すると保険料がアップしてしまうので、この点には注意が必要です。

他者運転特約をつける

バイク保険の中には、他者運転特約というものがあります。
もしも友人などのバイクに乗って交通事故を起こしてしまった場合でも、修理代など補償を受けることができます。
対人と対物の両方に関して補償が受けられるので、相手が大きなけがをしてしまったときに高額の治療費を支払ってくれます。

ただ注意したいポイントとして、修理代を受け取るためには、車両保険を付帯する必要があります。
自分のバイクを持っていて保険に加入している、ただ修理中で友人のバイクを借りないといけないときにはこの特約を付けておくと安心です。

ドライバー保険に加入する方法もオススメ

ドライバー保険は、自家用車を所有していないけど他人の車を借りて運転する可能性がある方向けの保険です。
この保険は自家用車だけが対象だと思われがちですが、実際にはバイクも対象とすることができます。

他人のバイクを乗る可能性があるときにも、安心して借りることが可能です。
もしも他人から借りたバイクに乗っている時にけがをさせてしまっても、治療費などを保険会社が負担してくれます。
ドライバー保険は複数の会社が販売しているので、もしも加入したいと思ったらそれぞれを比較しながら選ぶといいでしょう。

バイクに一日任意保険はありません

基本的に一日保険はない

普段はバイクに乗っていないけど、急にツーリングに出かけることになったら保険に関して注意をしなければなりません。
自賠責保険だけでは十分な補償が受けられないので、バイクを乗る場合には必ず任意保険に加入する必要があります。

しかし残念なことに、基本的に一日だけ加入できる任意保険というものはありません。
自動車に比べ、バイクの方が圧倒的に交通事故時のリスクが高いためなのです。

バイクに乗るということは、自動車に比べてリスクが高いので一日だけ加入できるバイク保険はありません。
もしも一日だけバイクに乗る必要がある場合には、何らかの方法で対応する必要があります。
保険に加入することなくバイクに乗ることは避け、ほかの方法を検討するようにしてください。

ファミリーバイク特約が便利

バイクに一日でも乗る場合に備えて、自動車保険にファミリーバイク特約を付けておくと便利です。
任意保険の中にはファミリーバイク特約があり、万が一事故に遭った時に補償を受けることが可能です。

相手が入院や通院をする場合に安心の対人賠償、また相手が所有しているバイクの修理などを補償する対物賠償が付いています。
また自損事故を起こした場合でも補償が受けられるので、安心してバイクに乗ることが可能です。

ただどんなタイプのバイクでも対象となるのではなく、一般的に125㏄以下の二輪車と50㏄以下の三輪車のみが対象となっているので注意が必要です。
ファミリーバイク特約を使った場合には等級が下がらないので、翌年の保険料が上がってしまう心配も無用です。

ドライバー保険に加入しても良い

一日だけバイク保険に加入することはできませんが、ドライバー保険に加入することは可能です。
一年間単位での契約となってしまう点がデメリットと言えますが、もしもバイクで事故を起こしたときに補償が受けられるので安心です。

ドライバー保険では通常バイクを所有しておらず、運転免許を持っている方も対象となります。
友人から借りたバイク、またレンタルバイクを利用した場合に適用できます。

年に一度などごくたまにバイクを扱うときがあるような方は、安心を得るために加入しておくのもいいでしょう。
保険料を支払う必要はありますが、バイク事故が起こる可能性はあるので、加入しておいてよかったと思うことでしょう。

レンタルバイクを利用することもお勧め

ツーリングに出かける必要があるときに、友人のバイクではなくレンタルバイクを利用するのも安心できる方法と言えます。
レンタルバイクのサービスを提供している会社の中には、基本料金に任意保険を付帯させているところもあります。

任意保険が付いているプランを選択すれば、もしもバイクで事故を起こした時でも補償が受けられるので安心です。
一日だけバイクを借りる場合でも、基本料金に任意保険が付帯されていれば安心と言えます。

ファミリーバイク特約とは

家族もバイクに乗るなら便利な保険

バイクは体が外気にさらされた状態で走るため、車などに衝突してしまうと非常に危険です。
また、自分の運転ミスが原因で、思わぬ事故につながってしまうこともあります。
このようにバイクに乗って走っていると、ときには危険な事故やトラブルが起きてしまうことは珍しくありません。
こうしたときに保険に加入しておくと、被害によって生じた損害金を保険会社に補償してもらうことができます。

バイクの保険には2種類あり、必ず入る必要がある「自賠責保険」と、それぞれの人が必要に応じて加入する「任意保険」があります。
ファミリーバイク特約は後者の任意保険で、特に家族でバイクに乗る場合に便利な保険です。

特約の補償とメリット

ファミリーバイク特約に加入すると、自分だけでなく家族が巻き込まれたバイクのトラブルでも補償が効くメリットがあります。
女性がバイクに乗る場合、男性よりも体が小柄な人が多いため、事故を起こすと大きな被害に発展してしまうことがあります。
こうしたときに自賠責保険だけだと補償の範囲が狭く、大きな金額を自身で払う必要が生じてしまうこともあります。
しかし家族の誰かがファミリーバイク特約に加入しておけば、家族の分も保険金が出るため非常に安心です。

また、この特約では同居している他の家族の分までカバーしてもらえます。
バイクは1人で楽しむこともできますが、誰かと一緒に乗るとさらにその楽しさは増します。

ときには家族の誰かにバイクを貸すこともあるかもしれません。
その際に事故を起こしてしまった場合でも、自分が乗っていなくても家族なら補償してもらえます。

同居している家族でないと、補償の対象にならない

ファミリーバイク特約の注意点には、「同居しているかどうか」ということが挙げられます。
自分が特約へ加入していて子供がバイクに乗る場合、同じ住所に住んでいなければ保険は適用されません。
子供が別の場所に住んでいて自分のバイクで事故を起こした場合、そのときの補償はしてもらえないのです。

これは意外と見落としがちなポイントで、「家族なら一緒に住んでいなくても大丈夫だろう」と考えてしまうケースも珍しくありません。
実際はそうじゃないので、よく覚えておきましょう。

ファミリーバイク特約に加入するときの注意点としてもうひとつ、「料金を確認する」ということも大切です。
毎月いくらかかるのかを知らずに特約へ加入してしまうと、思わぬ料金がかかることもあります。

最近はリーズナブルで内容も充実している保険がたくさん登場しているため、「加入したものの、より安価で内容も良いものを見つけた」という失敗もあり得ます。
予算を決めて、自分に補償内容が合うかをチェックしましょう。

盗難保険とは?

バイクをこよなく愛するライダー達にとって、愛車が盗難の被害に遭うというのはとても悔しいことですし、悲しいことではないでしょうか。
こうしたバイクの盗難では、無事に返ってくるケースはほとんどなく、多くの場合は返ってこないか、パーツを分解された状態で見つかるかというケースが多くなっています。
特に人気のあるバイクは盗難に遭いやすい傾向にありますから、そうした方は盗難保険への加入も検討してみましょう。

盗難保険とは?

盗難保険に加入したからといって、盗まれた自身の愛車が返ってくるわけではありません。
しかし、保険金が下りてくれればそれを資金に新しいバイクを購入することはできます。
そのため、ライダーの中にはしっかり盗難保険に入っている方もいますが、中には「まさか自分のバイクが盗まれることないだろう」と根拠のない自信を持ち、盗難保険に入っていないこともあります。

盗難保険とは、バイクの盗難に遭った際に設定額に応じた保険金が支払われるというもので、掛け金や保険会社によって詳細は異なります。
現在では多くの保険会社がバイクの盗難保険を取り扱っており、独自のサービスや、様々なサービスを設けています。

基本的に掛け金が多いほど下りる保険金額は大きくなりますが、最終的な判断を下すのは保険会社となります。
やはり中には保険制度を悪用しようとする輩もいますから、時に盗難されたと偽装して保険金をだまし取ろうとするケースもあります。

この辺の判断は保険会社によって異なるため、保険に入っているからといって必ずしも保険金が下りるというわけではありません。

盗難保険のプラン

保険会社によりますが、盗難保険には複数のプランが設けられていることが多いです。
プランによって支払われる金額が変わったり、受けることのできる補償内容が違ってきたりします。

また、保険によってはバイク本体でなくとも、パーツに保険金が支払われることもあります。
パーツだけが盗難に遭った場合でも、設定された金額に応じて支払って貰うことができます。
ただし、保険会社によってはパーツの詳細な情報や、どのような状況下で盗まれてしまったか、など詳細な状況を説明しないといけないことも多く、時に保険金が支払われないということもあります。

現在では様々な保険会社があり、またバイク保険に特化したような企業もあります。
その中から信頼できる保険会社を探すというのは難しいことかもしれませんが、インターネット上の情報や口コミなども参考にしつつ選ぶと良いのではないでしょうか。

また、保険会社を選ぶ際には実績のある保険会社を選ぶようにしましょう。
名の知れた有名大手の保険会社でもバイク盗難保険を扱っていることがありますから、調べてみるのも良いのではないでしょうか。

バイクの保険加入が必須な理由

バイクは事故を起こしやすい

事故を起こしてしまった時などに手厚い補償を受ける為にも、保険は必要です。
ただ残念なことに、自動車に比べるとバイクの任意保険の加入率はまだまだ低いのが現状なのをご存知ですか。
しかし実際に道路を走っている様子を思い浮かべると、事故とは無縁かと言ったら決してそうではありません。
ちょっとした段差や水たまりでも場合によっては滑ってしまう事もあり、最悪の場合は死亡事故を起こしてしまう事も有るのです。

実は、自動車に比べるとバイクの方が事故発生率は高くなっています。
勿論、バイクに乗ったら絶対に事故を起こしてしまう訳ではありません。
安全運転をしていれば、ちょっとヒヤッとしてしまうような場面はあったとしても、大事故にはつながらずに今まで来た人も大勢いるでしょう。

また折角バイクをお手頃な価格で買ったのに、使うかどうか分からない保険に多額のお金を払うなんてもったいないと考えている人もいるかもしれません。
またバイク自体は自動車とは違って車検を受ける必要もないので中には自賠責すら加入していない物も存在しています。
(自動車の場合は自賠責に加入していないと車検を受ける事はできません。また車検時にその更新をしてもらうことができます)

保険加入はマナー

とはいえ、保険に未加入の上体はとても危険です。
ちょっと転んでしまってバイクが壊れてしまった時、バイクを修理する費用が多額になってしまったらどうしますか。
事故に相手がいる時、相手に対する賠償額がかなりの金額になってしまった時は全額自腹で払うことができるのでしょうか。

保険と言うのは、確かにいつも使う物ではありません。
だからどうしても必要ないのではないか、実はもったいないのではないかと思われてしまいがちです。
しかしもし何か起きてしまった時でも、保険に加入しておけばそれを利用して事故を起こしてしまった相手に対してもしっかりと保障する事だってできます。

実は保険は自分の為に加入しているだけでなく、一緒に道路を走っているその他の車やバイクや自転車、そして歩いている人などに対するマナーと言ってもいいでしょう。
バイクはとても馬力がある2輪車です。
便利でスピードも出るし、狭い所でもすいすい走って行く事が出来るとても便利な乗り物なのですが、その構造上どうしても転びやすいし、転んでしまった時は大きな事故を起こしかねません。
事故に相手がいる時も、自分だけで起こしてしまった事故の時も、出来るだけ元の状態に戻すためにも、そして相手に対してしっかりと償う為にも保険は必要です。

バイクに乗る人こそ、保険の加入が必要です。

車を運転する人の多くは自動車保険に加入しますが、バイクのみを運転する方は自賠責のみの加入である場合が非常に多くみられます。
保険料にお金を使いたくないと考える方も多いですし、大きな事故に合う事はないだろうと思ってしまう場合もあるでしょう。
しかし、車と違い怪我をする可能性が非常に高いのがバイクです。
少し考えてみれば、車とどちらが危険かは一目瞭然でしょう。
滑って転倒してしまう事もあれば、ちょっとした接触事故でも大怪我に繋がってしまう事が殆どです。
これは身を守るものがヘルメット位しかない、非常に軽装備である事が原因といえます。
そのため、もしスピードが出ていての事故・転倒があった場合、骨折してしまう事も多々ありますし、即入院になる怪我をする事も多いのです。
そんな大怪我をしてしまったにも関わらず、自賠責のみの加入だったらどうなるでしょうか。
自賠責というのは「相手方の怪我」へ賠償するためのものです。
それ以外の補償は一切されませんので、自分の怪我についても一円も出ません。
通院・入院費用、通院にかかる交通費、怪我によって仕事を休んだときの補償だってありません。
業務中の事故であれば労災が適用されますが、そうでないプライベート内での事故であれば受診費用は自己負担となります。
自分の怪我に対しても補償される内容が必要といえます。
また、車との接触事故を起こしてしまった場合はどうでしょうか。
車との事故だったら車の方が悪い、車の人から賠償を受ければ良いのではないか、と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際は自転車や歩行者の事故でも過失割合が発生します。
という事は、バイクでもしっかりと過失割合が発生しますし、自分の過失割合分は車側に賠償する必要があります。
先ほども申し上げた通り、自賠責では相手の車の修理は対応できません。
そして、相手方との示談交渉もしてもらえないため、交渉は自分で行う必要があります。
これは大変手間がかかる事です。
仮に車側が6割、自分側に4割の過失割合で決まったとします。
車の修理代の4割を支払う事になりますが、相手方の車が高級車で損傷が大きかった場合、4割分だけといっても何十万も請求される事があります。
自賠責のみの加入であれば、自費で何十万も支払わなければなりません。
また、こちら側が怪我をしてしまった場合、相手方から6割分の通院費などは支払ってもらえますが、残りの4割については賠償してもらえません。
保険は自分自身を守るためのものです。
自分が運転をするにあたっての危険性をよく考え、それに見合った補償を受けられる内容で契約する必要があります。
月々の支払いは負担になるかもしれませんし、最終的には事故に合わない可能性だってあります。
もちろん、事故がなければそれにこした事はありません。
ですが、運転していたときに何かあれば賠償義務が発生します。
そのときのために安心を買うというのは重要な事です。
自分が運転をするにあたり、本当に安心できるのか、今一度考えてみましょう。

バイク保険は重要なものです

バイク保険というものはとても重要なものです。
これを甘く考えていてはとんでもないことになることも考えられます。
ですから、バイクに乗る際にはバイク保険というものを慎重に検討する必要があるでしょう、バイク保険は任意保険ですから入る入らないは任意です。
自賠責保険は必ず入らないといけませんが、自賠責保険というのは人身事故にのみの適用です。
物損事故には適用されませんからそこは気をつけていなければなりません。
バイク保険は任意とはいえバイクは非常に不安定な乗り物ともいえるでしょうから、事故などの可能性はかなり高い乗り物といえるでしょう。
バイクで転倒をしたことがないという人はほとんど聞いたことがありません。
そのような乗り物に乗るときに物損事故の適用がない状況でいていいのかどうかは慎重に考えるべきといっていいでしょう。
バイク単体の事故などであればまだいいかもしれませんが、相手がいるようなことも考えたほうがいいようにも思われます。
保険というものは万一に備えてはいるものなのですが、バイクの場合はその万一がかなりの確率でおきる可能性がありそうなのです。
バイクというものを軽く考えている人も多いようにも思われます。
バイクというのはすごい重さの鉄の塊といってもいいのです。
その重さは相当なもので、バイクの中では一番軽い原付でさえ、転倒して横向きになったら、女性の中には元に戻せない人がいるぐらいの重さの物なのです。
これがもっと大きなバイクになると男の人でも元にもどせないぐらいの重さがあります。
つまり人の力で持ち上げられないくらいの鉄の塊が時速何十キロというスピードで走っているわけです。
そんなものが人にぶつかったり、物にぶつかったりしたらどうなるかは想像できないぐらいです。
バイクは車に比較すると軽いものですが、自転車と比較すればはるかにヘビーなものです。
軽い自転車でさえ人や物にぶつかって大きな事故になっていたりします。
バイクは車よりもかなり軽いというようなイメージがあって甘くみるような感じもあるのですが、そのような認識はすぐに捨てなくてはならないでしょう。
バイクはとても重たい鉄の塊であるという認識で、いつでも凶器になりえるものという認識のもとで全ての行動を検討するといいでしょう。
そうすればバイク保険というものについてもどうすべきかなのかはおのずと答えがでてくることになるでしょう。
バイク保険を今一度考えてみるという時には、補償のないようなどを十分に考えてみるのもいいでしょう。
今ではネットなどでバイク保険の比較などもできますから、自分にはこれだなって思ったものをそのようなサイトを参考にして選ぶというのも悪くはありません。
バイク屋さんで店員さんのいわれるがままにバイク保険に加入するというのはあまりお勧めできません。
保険というものをしっかり理解して、どこまでの補償なのか、どんな場合に保険というものがおりてくれるのかといったようなこともしっかりと理解して検討するのがいいでしょう。

バイク保険も比較検討したほうがいいでしょう

バイク保険もいろいろ比較検討していいものを選ぶようにしたほうがいいでしょう。
最近ではバイク保険を比較したようなサイトもありますから、
そのようなサイトをみればかなり簡単に
いい保険をみつけることもできるといえるかもしれません。

バイク保険も安い買い物ではありませんから、
少しでもいいものを見つける努力をしたほうがいいといえるでしょう。
バイク保険に入っている多くの人はバイクを買ったところの業者さんが
進めるバイク保険に入っていることが多いのではないでしょうか。

それがいいかどうかはわかりませんが、少なくともバイク屋さんで
保険を決めるときに、いろんな保険を比較、検討して
保険に入ったという人は少ないと思われます。
それはかなりもったいないことではないでしょうか。

バイク保険は安い買い物ではありませんから、他にいい保険がないかどうか
検討してから入るのがいいと思います。
バイク保険に払うような金額の買い物をするときは、必ず、
他にいいものがないか、比較検討するような値段になっているのではないでしょうか。
それが、なぜかバイク保険のときは比較、検討もせずに
保険にはいってしまっているのが実情とおもわれます。
それは、比較検討するものが近くになかったからというのが
大きな要因だと思われるのですが、今はネットでその比較・検討が
簡単にいつでもできる時代となっています。

それはバイク屋さんでも可能といえるかもしれません。
ネットにつながっているパソコンが一台でもあればいいですし、
最近であればスマートフォンでバイク保険の
比較サイトに行って調べるということも可能でしょう。

ですから、いつでも、だれでも簡単にバイク保険の
比較はできるということを覚えておくといいと思います。
そして、バイクの購入時やバイク保険の更新の時には
それを見直すということをしてもいいでしょう。
バイク保険の比較サイトでは保険の特徴などをわかりやすく説明してくれている
コメントもあるでしょうから、そのようなコメントをみることで、
その保険がどんなものなのかが、よくわかるようにもなるとおもいます。

保険をしるときに、別の保険と比較することで、その保険の
よしあしがわかるというのはなんとなくわってもらえるのではないでしょうか。
バイクを一台だけみてもそれがいいかどうかはわからなくても、
複数のバイクを比較することで、どのバイクがいいのか
わかってくるというのと同じようなことだといえるのではないでしょうか。

ネットが普及していなかった昔であればそのようなことはできなかったでしょうが、
今はネットの普及でバイク保険の比較、検討も簡単にできるようになっていますから、
そのような比較サイトを利用しない手はないといえます。
そして、気に入ったバイク保険が見つかればそのまま申し込みや契約の更新をしていけばいいでしょう。
それらの手続きもそんなに難しいことはないでしょうから、その場で終わるぐらい簡単にできるでしょう。