9月 2023アーカイブ

ヘッドライトがつかない時は

球切れの可能性が高い

どんなにこまめにメンテナンスをしていても、バイク走行中に何らかのトラブルが起こることは稀ではありません。
エンジンがかからなくなったり、パンクしてしまったりすることはよくありますし、ヘッドライトが急につかなくなるといったケースもあります。
特に夜間のツーリング中にヘッドライトがつかなくなると大変不便ですし危険なので、日ごろから対処方法を覚えておくようにしたいものです。

ヘッドライトがつかなくなる原因として最も可能性が高いのは、球切れです。
ヘッドライトに使用されているハロゲンランプは内部にフィラメントと呼ばれるパーツがあり、これが切れると球切れになってしまいます。
暗い道などではフィラメントが切れているかどうかを確認するのが難しいので、電球を耳元で振ってみましょう。
「カラカラ」という乾いた音がすれば、フィラメントが切れている可能性が高いです。

緊急時の対応

球切れの場合、ハロゲンランプを交換すれば問題は解決します。
ペアのランプを持ってきていない場合には、自動車用品店やガソリンスタンドで購入することもできます。
夜間でも営業しているガソリンスタンドであれば、急な球切れにも対応できて便利です。

ハロゲンランプが手に入らない場合には、緊急時の対応としてハイビームを使うという方法もあります。
ヘッドライトが球切れした場合、ほとんどのケースではロービームとハイビームのうち、ロービームだけが切れています。
ですから、ハイビームのみで走行をするのがおすすめです。

ロービームが切れたまま走行するのは違反ですので、できるだけ早く帰宅するか、あるいは最寄りの道の駅や宿泊所などに避難することをおすすめします。
また、ハイビームだけで走っていると対向車に迷惑なので、ガムテープなどで部分的にライトを覆うという方法も有効です。
できるだけ上方にハイビームが拡散しないように注意しましょう。
ガムテープは何かと役立つアイテムですので、ツーリングの際には持参することをおすすめします。

電球交換について

電球の交換方法は、ネイキッド系バイクとカウル付きタイプとではやり方が少し違います。
ネイキッド系バイクの場合は、ライトケースの下の方にあるネジを緩めるだけでライトのレンズが外れるので、簡単に電球を交換することができます。
電球に手の油分がつくと割れやすくなりますので、ガラスの部分には素手で触らないようにすることが大切です。

ツアラー系のバイクの場合には、インナーカウルを外して作業をしなければなりません。
山道で急に球切れになってしまった場合、たとえスペアの電球を持参していても交換するのは難しいので、できるだけ作業のしやすい場所まで行ってから電球を交換するのが得策です。
バイクのメンテナンスに詳しくない人は、最初のうちは 夜間のツーリングは避けたほうがいいかもしれません。