製造を中断しなかった最古のバイクメーカーハスクバーナ

製造を中断しなかった最古のバイクメーカーハスクバーナ

スウェーデン発のバイクメーカー

日本でも根強い人気のバイクメーカーであり、個性的なデザインを好む方から特に高く支持されているのがハスクバーナです。
ハスクバーナは、もともとスウェーデンの南部にある小さな街の名前なのです。

1689年にスウェーデン国王カール11世の命令を受け、銃器の工場が作られました。
これがハスクバーナに関する社史の始まりとなっており、令和の時代でもクオリティの高いモデルを継続的に販売し続けているのです。

もともと小さな街の名前だったのが、その後ブランドとなりました。
ハスクバーナという会社はミシンや自転車など、様々な製品を製造していましたが、1903年になって二輪車を手掛けるようになったのです。

徐々に技術力が進歩していく

1903年になり二輪車まで手掛けるようになったハスクバーナですが、その後徐々に二輪車の製造に関する技術力をアップさせていくようになります。
当初は簡単な構造の原動機付自転車を作るだけにとどまっていましたが、早い段階から独自でエンジンを開発するようになったのです。
またスウェーデン軍へ納品したモデルの技術がとても高いと評価され、これがきっかけでハスクバーナという名前が多くの人の耳に届きました。

その後レースに参戦し、バイク業界にもハスクバーナの名前が広く知られるようになりました。
ロードレースだけではなくオフロードでも成果を見せることとなり、一流メーカーとして人気を博すようになったのです。

消滅の危機もあったハスクバーナ

バイクメーカーの中には倒産の危機があった会社もありますが、ハスクバーナについても同様と言えます。
近年では何度も経営に関して浮き沈みを経験し、消滅をしてしまう恐れもあったほどです。

倒産の危機もあったハスクバーナですが、何とか乗り越えて今に至っています。
現在ではKTMの傘下に入り、これによって経営が非常に安定するようになりました。

ハスクバーナの持つ歴史は大切に守られながら、現在販売されている様々なモデルには新しい息吹が感じられます。
製品の素晴らしさは数字にもはっきりと表れており、2017年には世界販売台数が3万台を超えるまでに成長しています。

スタイリッシュなデザインが特徴

ハスクバーナのバイクは、性能の高さも魅力的ですが、デザインの良さが特に注目すべきポイントと言えます。
国内メーカーが販売しているモデルにはない個性が強く感じられ、他の人が持っていないようなモデルが欲しいという方には特にお勧めしたいメーカーと言えます。

また様々なタイプのバイクを販売しており、中には取扱がとてもスムーズにできる、女性や初心者にぴったりな製品もあります。
個性的でかっこいいバイクが欲しい、そんな方はハスクバーナにも目を向けてみるといいでしょう。

イギリスがルーツのインドのバイクメーカーロイヤルエンフィールド

レトロモダンが特徴のメーカー

インディアンやKTMなど、現在では様々なバイクメーカーから魅力的なモデルが販売されています。
様々なメーカーがある中で、ロイヤルエンフィールドは特に古い歴史を持っているのです。

もともとはイギリスのブランドでしたが、現在ではインド資本となっています。
レトロな雰囲気を感じさせる渋いデザインを持つ車両を長きにわたって提供し続けており、クラシックなデザインを好むバイクファンから特に高く支持されています。

スタイリッシュなバイクも多くある中で、レトロモダンを貫くロイヤルエンフィールドの姿勢は頼もしく感じられます。
2022年にも新製品を発売し、これからも魅力的なバイクを提供し続けていくことが予想される注目すべきブランドです。

1891年から続く老舗バイクメーカー

ロイヤルエンフィールドの歴史は、1891年に始まったと言われています。
イギリス人実業家であるボブ・ウォーカーとアルバード・エディが、針メーカーを運営していました。
会社をより大きくするため、自動車の製造を行ってきたある企業を手に入れました。

1893年にはライフルの製造を手掛ける「ロイヤル・スモール・アーム・ファクトリー」に部品の納入契約を取り付けることに成功しました。
これを記念して、社名を「エンフィールド・マニュファクチャリング・カンパニー・リミテッド」としたのです。

1898年になると、ボブ・ウォーカーが自分で設計したエンジン付きの乗り物を製造しました。
この時に、社名を「ザ・エンフィールド・サイクル・カンパニー・リミテッド」に変更したのです。

インド資本となったロイヤルエンフィールド

イギリスのメーカーであったロイヤルエンフィールドは、1994年にインド資本となりました。
インドのトラックとバスのメーカーである「アイシャーグループ」がエンフィールド・インディアを傘下としたのです。
「ロイヤル・エンフィールド・モーターズ・リミテッド」として営業を開始し、現在までに様々なモデルを販売しました。

ロイヤルエンフィールドの歴史を感じさせるデザインはそのままにし、高性能のエンジンを搭載したモデルを提供している点が長年のファンにとってはきっと嬉しいことでしょう。
レトロモダンというロイヤルエンフィールドが持つ個性は、今後発売されるモデルでも引き継がれていくのではないでしょうか。

2022年に発売されたモデル

ロイヤルエンフィールドは現在でも多くのファンを魅了しており、2022年には新しいモデルが発売されました。
クラシック350と呼ばれるモデルで、かつてのモデルと同様にレトロ感を漂わせている点が大きな特徴です。

ただ単にレトロなだけではなく、シャシーやエンジンをしっかりと改良して発売されています。
性能の向上をしっかりと行い、乗り物としての評価を高める努力を重ねている点は高く評価すべき点と言えます。

数々のレースで実績をあげるKTM

敷居の低さが魅力のKTM

BMWやボルボなど、海外の自動車メーカーは何となく敷居が高そうというイメージを持つ方も多いものです。
これはバイクに関しても同様で、会社と聞くと高額で気軽に購入できないのではと思われがちです。

ハードルが高いと感じられがちな会社メーカーでも、KTMはちょっと違います。
オフロードバイクとして有名で、日本国内にも数多くのファンがいます。
ディーラーのネットワークも整っているので、日本全国どこからでも購入できる点は魅力です。

KTMのバイクは概して乗りやすいという点が特徴で、大型のモデルであっても比較的取り回しがしやすいと言えます。
バイクデビューをする方、女性で取り扱いの容易なバイクが欲しい方には最適なメーカーです。

80年を超える長い歴史がある

KTMの設立は1934年となっており、80年を超える長い歴史を持っています。
当時は1日にわずか数台のバイクを製造する小さな会社で、大量生産ができるわけではありませんでした。

そのような状況だったKTMは、1954年になって大きな転換期を迎えます。
この頃オフロードバイクをメインに製造をするように営業方針を切り替え、本格的にバイクの製造を開始しました。

その後ダカールラリーなど、世界的に有名なオフロードバイクの世界大会へ参戦を果たしました。
これらの大会では数多くのタイトルを獲得し、現在ではオフロードバイクが好きな方を含め、数多くのファンを持つまでに成長していきました。
数台しか1日に製造できない弱小の会社であったKTMは、世界的に有名なメーカーへと変貌を遂げたのです。

オレンジの差し色がKTMの特徴

KTMの特徴は何かと聞かれれば、多くのファンがオレンジ色の差し色を告げることでしょう。
KTMと言えばオレンジというイメージを持つ方も多く、とてもおしゃれなデザインを持つモデルをこれまでに多く製造してきました。
販売しているモデルの多くが軽量のため、女性やオフロードバイク初心者にとっても扱いやすいブランドと言えるでしょう。

また海外メーカーにも関わらず、価格面で国産車と変わらないという点も大きな魅力です。
ダカールラリーのように大きな大会で多数の実績を持つので、高額の商品を販売するメーカーだと思う方もいることでしょう。
しかし実際にはデザインもよく、購入しやすい価格のモデルを多く販売しているのです。

初心者にお勧めのモデル

KTMの商品はいずれも購入しやすい価格なので、これからバイクを購入したい方には特にオススメです。
ただいろんな商品があるので、どれにしたらいいのか迷ってしまうことでしょう。

そんな方にお勧めしたいのが、AT小型限定二輪免許しか持っていない方でも扱える「125 DUKE」です。
125ccと排気量は控えめですが、BYBRE製ブレーキが使われています。
エントリーモデルであっても仕様は本格的なので、十分な満足感が得られます。

ハーレーと共にアメリカンバイクの歴史を作ったインディアン

アメリカでもっとも古いブランド

日本国内では様々なバイクブランドに関心を持つファンが多くいますが、渋さ感じさせるバイクが好きな方から特に高く支持されているのがインディアンです。
インディアンモーターサイクルは、アメリカでも最も古い歴史を持っているブランドです。

創業以来様々なモデルを登場させてきましたが、特にスカウトとチーフは多くのファンを抱える程の人気を博しました。
またマン島TTレースでは、1位から3位まですべてインディアンのバイクで占められるなど華やかな成績を納めました。

ただ現在まで順風満帆だったわけではなく、数回の倒産を繰り返してきたと聞くと驚く方もいることでしょう。
しかし現在ではワイルドなモデルを販売し、日本国内のファンから愛され続けています。

1901年にバイクを初めて発売

日本国内でも多くのファンを持つインディアンは、1901年に初めてとなるモデルを発売しました。
アメリカにおけるバイクの歴史に関して、最も古いとされるバイクブランドの誕生と言えます。
その後大排気量のバイクを発売し、ワイルドなタイプのバイクを好むファンから高い支持を受けました。

インディアンの製品はアメリカ以外の国でも人気となり、その中には日本も含まれています。
日本国内では警察が使用する車両としても採用され、品質という点でも高く評価されたのです。

インディアンは、その後世界中のバイクファンから知られているポラリスが経営権を取得しました。
高性能のエンジンを搭載し、パワフルで快適にドライブを楽しめる製品を販売し続けています。

業績悪化の理由

アメリカ人たちに好まれるパワフルで男性的なフォルムが魅力のインディアンですが、これまでに幾度となく倒産を繰り返しています。
業績が悪化した理由として、人々の注目がバイクから自動車へとシフトしてしまったことが挙げられます。
アメリカ本土ではバイクの人気は絶大でしたが、徐々に自動車に人々の目が向かうようになったのです。

インディアンのバイクも他社製品と同様に売り上げが減少していき、業績が悪化してしまいました。
1953年になり、ついに会社を解散してしまったのです。

一時的にインディアンの製品は姿を消してしまいましたが、投資家によって再興が行われました。
しかしなかなか経営がうまくいかず、何度も倒産を繰り返すこととなりました。

ハーレーと比較されることが多い

インディアンのバイクと聞くと、ハーレーをイメージするバイクファンも少なくありません。
フォルムやエンジンなどがハーレーに似ていることもあるので、このように考えるのは不思議ではないと言えます。

もともとハーレーとインディアンは、いずれも大型のVツインエンジンを古いモデルでも使用していました。
サイズは日本で販売されていたモデルとは比較にならないほど大型なので、ハーレーとインディアンを比較する方がいるのは当然のことかもしれません。

バイクの全損と半損の違いとは

全損とされる3つのケース

交通事故に遭い、所有するバイクが故障してしまうことがあります。
修理代のうち過失分は自腹で払う必要がありますが、車両保険に加入していると過失分の補償が受けられます。
その際「全損」か「半損」によって、受けられる補償が異なります。

全損とされるのは、次の3つに該当するものとされています。
「車が修理できない状態になってしまった」「盗難によってバイクが見つからない」、また「修理代が車両保険で定められた金額を超えてしまった」というケースです。
交通事故に遭って修理代が多くかかる場合には、全ての修理代を加入している保険会社が払ってくれるわけではありません。

半損の場合でも補償が受けられる

半損に関してですが、人によっては分損と呼ばれることもあります。
半損とされるのは、車両保険で定められた範囲内の金額で修理ができるケースです。
車両保険で定められた範囲を超えてしまうほどの修理代だった場合には、半損にはならず全損扱いとなります。

全損の場合には補償が受けられますし、半損についても同様です。
交通事故に遭ったバイクが故障をしてしまうことはあり得ますが、半損と判断される場合であっても保険金は支払われるので安心してください。

補償額の算定に関して

交通事故でバイクが故障してしまうと、修理をしなければなりません。
ただ修理にかかる代金のすべてを保険会社が払ってくれるわけではなく、一定の計算方法で出た金額分を補償してくれます。
一般的なバイク保険についている車両保険の場合、バイクの価値は年月の経過とともに徐々に低くなっていく「経年減価」という方法で計算されます。

バイクは自動車に比べて資産価値が低いと言われており、減価償却期間も短いものです。
そのため、保険会社が払った金額では満足できる程度まで修理ができないことも多いものです。
保険会社に対して不満を抱いてしまう方もいますが、バイク保険に加入する前にはこの点に関して十分に理解しておく必要があります。

修理する前に考えたいこと

所有しているバイクが交通事故によって故障してしまったとき、車両保険を使ってすぐに修理しようと思う方も多いことでしょう。
しかし修理をしても、納得できる保証が受けられない場合もあります。

修理が不十分だった場合、がっかりしてしまうことでしょう。
所有しているバイクが古いので今後買い替えを検討している場合には、修理するかどうかしばらく考えてみる必要があります。

修理をせず、修理代を受け取って新しい車両を購入する際の資金に充てることもできます。
古いバイクに乗っている方は、特にじっくりと検討してみることが大事です。
交通事故に遭ったら混乱してしまうかもしれませんが、修理をするかどうか冷静に判断するようにしましょう。

いざという時役に立つ弁護士特約

特約の中でも特に重要

バイクに乗っていると、様々な事故に遭う可能性があります。
バイクが故障してしまうだけではなく、相手にケガをさせてしまうことがあります。
このようなときに備えたいのがバイク保険ですが、今回注目したいのは特約です。

いろんな特約がある中で、できるだけ付けておきたいのが「弁護士特約」と呼ばれるものです。
現在では様々な保険会社からバイク保険が販売されており、「弁護士特約」を付けられるタイプは多いと言えます。

「弁護士費用等補償特約」と呼ばれることもある特約ですが、弁護士に相談をするときに保険会社が費用を支払ってくれます。
相手のケガが大きい場合などには、特に付けておいてよかったと思うことでしょう。

もらい事故で交渉を弁護士が代行

交通事故に遭ったとき、全てのケースに関して保険会社が代わりに交渉するわけではありません。
意外に思われるかもしれませんが、自分に全く非がないケースでは、加入している保険会社は動いてくれません。
いわゆるもらい事故なったときには、保険に加入している本人が相手方の保険会社と示談交渉をしなければなりません。

保険の素人相手に相手方の保険会社は手を抜くことなく、相手にメリットがある案を提示します。
このようなときに弁護士特約を付けておけば、示談交渉を弁護士が行ってくれるので安心です。

一般に示談交渉を弁護士に依頼すれば、費用がかかってしまいます。
しかし弁護士特約を付けておけば、かかる費用は一定額まで加入している保険会社が払ってくれます。

大きな事故につながりやすいバイク運転

自動車に乗る場合には、車体に守られているので安心感があります。
これに対してバイクの場合には、体を包み込んでくれるものがありません。
自動車に比べ、バイクで運転をしていて事故を起こすと大きなダメージを受ける可能性が高まります。

バイクが転倒すると、体を地面に強打してしまうこともあり得ます。
強い衝撃で骨折をするなど大きなけがを負いやすく、後遺障害が残ってしまう可能性もあります。

バイクを運転する方は、バイク保険に必ず加入しておく必要があります。
また大きなけがをしてしまう恐れがあるので、弁護士特約も付けておくことが大切です。

かかる費用以上にメリットが大きい

バイク保険につけられる弁護士特約では、弁護士費用が300万円、また法律相談費用は10万円が一般的です。
万が一の時に弁護士特約を付けておけば、裁判をするときにかかる高額の費用を保険会社が払ってくれるので安心です。

月々支払う保険料は数百円程度アップしますが、弁護士のサポートを受ける必要がある場合のメリットが大きいと言えます。
またストレスがかかる示談交渉も、全て弁護士が対応します。
無駄な時間をかけませんし、精神的にもずっと楽になることでしょう。

バイクの貸し借りで保険は適用されるのか

バイクに乗るなら保険加入は必須

普段は自動車に乗るので、バイクが必要になったときには友人に借りようと思っている方はいませんか。
もしも他人のバイクに乗る場合には、保険のことを考えておかなければなりません。
自動車では一時的に乗る必要がある場合、一日保険に加入することができます。

しかしバイクの場合には、一日保険というものがありません。
一日だけバイクに乗るので一日保険に入ればいいと思っても、加入することはできません。
バイクは自動車とは違い体を車体で保護しないので、事故に遭った場合に大きなけがをしてしまう恐れがあるからです。

一日保険に加入できないので、その他の方法を検討する必要があります。
くれぐれも、対策を講じないままバイクを友人から借りて乗らないようにしてください。

運転者年齢条件を変更する

バイクに普段から乗る方のために、保険会社ではバイク保険の商品を用意しています。
バイク保険では、補償対象者を限定する「運転者年齢条件」があります。
「年齢を問わず補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」という3つのタイプが用意されており、これらのうち1つを選択することが可能です。

もしも友人からバイクを借りる場合には、自分の年齢に合わせて運転者年齢条件を変更してもらうという方法を採用することも可能です。
年齢条件を変更すれば、友人のバイクを借りて事故を起こしてしまっても、補償を受けることが可能になります。
しかし「年齢を問わず補償」に変更すると保険料がアップしてしまうので、この点には注意が必要です。

他者運転特約をつける

バイク保険の中には、他者運転特約というものがあります。
もしも友人などのバイクに乗って交通事故を起こしてしまった場合でも、修理代など補償を受けることができます。
対人と対物の両方に関して補償が受けられるので、相手が大きなけがをしてしまったときに高額の治療費を支払ってくれます。

ただ注意したいポイントとして、修理代を受け取るためには、車両保険を付帯する必要があります。
自分のバイクを持っていて保険に加入している、ただ修理中で友人のバイクを借りないといけないときにはこの特約を付けておくと安心です。

ドライバー保険に加入する方法もオススメ

ドライバー保険は、自家用車を所有していないけど他人の車を借りて運転する可能性がある方向けの保険です。
この保険は自家用車だけが対象だと思われがちですが、実際にはバイクも対象とすることができます。

他人のバイクを乗る可能性があるときにも、安心して借りることが可能です。
もしも他人から借りたバイクに乗っている時にけがをさせてしまっても、治療費などを保険会社が負担してくれます。
ドライバー保険は複数の会社が販売しているので、もしも加入したいと思ったらそれぞれを比較しながら選ぶといいでしょう。

バイクに一日任意保険はありません

基本的に一日保険はない

普段はバイクに乗っていないけど、急にツーリングに出かけることになったら保険に関して注意をしなければなりません。
自賠責保険だけでは十分な補償が受けられないので、バイクを乗る場合には必ず任意保険に加入する必要があります。

しかし残念なことに、基本的に一日だけ加入できる任意保険というものはありません。
自動車に比べ、バイクの方が圧倒的に交通事故時のリスクが高いためなのです。

バイクに乗るということは、自動車に比べてリスクが高いので一日だけ加入できるバイク保険はありません。
もしも一日だけバイクに乗る必要がある場合には、何らかの方法で対応する必要があります。
保険に加入することなくバイクに乗ることは避け、ほかの方法を検討するようにしてください。

ファミリーバイク特約が便利

バイクに一日でも乗る場合に備えて、自動車保険にファミリーバイク特約を付けておくと便利です。
任意保険の中にはファミリーバイク特約があり、万が一事故に遭った時に補償を受けることが可能です。

相手が入院や通院をする場合に安心の対人賠償、また相手が所有しているバイクの修理などを補償する対物賠償が付いています。
また自損事故を起こした場合でも補償が受けられるので、安心してバイクに乗ることが可能です。

ただどんなタイプのバイクでも対象となるのではなく、一般的に125㏄以下の二輪車と50㏄以下の三輪車のみが対象となっているので注意が必要です。
ファミリーバイク特約を使った場合には等級が下がらないので、翌年の保険料が上がってしまう心配も無用です。

ドライバー保険に加入しても良い

一日だけバイク保険に加入することはできませんが、ドライバー保険に加入することは可能です。
一年間単位での契約となってしまう点がデメリットと言えますが、もしもバイクで事故を起こしたときに補償が受けられるので安心です。

ドライバー保険では通常バイクを所有しておらず、運転免許を持っている方も対象となります。
友人から借りたバイク、またレンタルバイクを利用した場合に適用できます。

年に一度などごくたまにバイクを扱うときがあるような方は、安心を得るために加入しておくのもいいでしょう。
保険料を支払う必要はありますが、バイク事故が起こる可能性はあるので、加入しておいてよかったと思うことでしょう。

レンタルバイクを利用することもお勧め

ツーリングに出かける必要があるときに、友人のバイクではなくレンタルバイクを利用するのも安心できる方法と言えます。
レンタルバイクのサービスを提供している会社の中には、基本料金に任意保険を付帯させているところもあります。

任意保険が付いているプランを選択すれば、もしもバイクで事故を起こした時でも補償が受けられるので安心です。
一日だけバイクを借りる場合でも、基本料金に任意保険が付帯されていれば安心と言えます。

首を守ってくれるネックブレース

首を保護する優れモノ

バイクで道路上を爽快な気分で走っていると、あまりスピードが出てないように思うかもしれません。
しかし転倒してしまうと、体に大きなダメージを与えてしまいます。
その時にネックブレース を着用すると、大切な首を守ることができます。

交通事故によって首にダメージが加わると、骨折をする可能性もあります。
首は非常に重要な部位なので、交通事故に備えて対策を打っておく必要があります。
ネックブレース があれば転倒時の首へのダメージを最小限に抑えることができます。

もしも転倒した場合には、ヘルメットがネックブレース に干渉して首にかかる負担が減ります。
もともとはオフロードバイクを運転するときに使用することを推奨されていたアイテムですが、現在では街中の運転時でも着用が推奨されています。

進化しつつあるネックブレース

ネックブレース にも歴史があり、以前に販売されていたタイプは使いづらさが大きな難点でした。
首を囲み、動かないように固定するタイプが一般的でした。

ドーナツとも呼ばれるタイプで、首が動きにくくなってストレスを感じていた方もいることでしょう。
しかし最近では首の動きを妨げず、体への負担を最小限に抑えたタイプも登場しています

使い勝手が良いタイプが登場したことによって、街乗りであってもネックブレース が推奨されるようになったと言えます。
使い勝手が良くなったネックブレース ではありますが、価格などの問題点も実際にはあります。
誰もが装着しないのは、高いなどの理由もあるようです。

価格の面でデメリットが大きい

首をケガしてしまうと、日常生活や仕事に大きな影響を与えてしまう恐れがあります。
首のケガを最小限に抑えるために、ネックブレース を使うことはとてもいい方法だと言えます。
しかしバイクファンの多くが着用しておらず、なかなか普及はスムーズに進んでいません。

理由はいくつか考えられますが、最も大きな問題点は価格だと言えます。
どのモデルであっても数千円どころではなく、数万円払う必要があります。

ネックブレース がなくてもバイクの運転自体には大きな支障をきたすことはないため、わざわざ数万円を払ってまでネックブレース を購入しようと思う方も少ないのではないでしょうか。
もっと価格が下がれば、普及も進んでいくのではないかと思います。

見た目の悪さも購入したくない理由

価格が高いという大きな問題点の他に、ネックブレース の普及が進まない理由として見た目の悪さも挙げられます。
ネックブレース はごつごつしており、装着すると不格好に見えてしまいます。
スタイリッシュな形とデザインの商品が発売されれば、購入したいと思うバイクファンも増えていくことでしょう。

また着用すると首が動かしにくくなるので、ストレスを感じながら運転をすることになってしまいます。
この点については、何度も使用することで徐々に慣れていくことでしょう。

必須といえるバイク用ドライブレコーダー

ドライブレコーダーの必要性が高まっている

最近はあおり運転が注目されることもあり、バイクでもドライブレコーダーをつけるライダーが増えています。
ドライブレコーダーというと車に搭載するものと思う人がいますが、実はバイク用のドライブレコーダーも登場しています。
バイク用のドライブレコーダーを装着することで、より安心して走行できるようになります。

バイクで走っていると、安全に走行しているつもりでも相手からはあおり運転と捉えられてしまうことがあります。
自分では何もしていないにもかかわらず、車のドライバーがあおり運転をしてくる可能性もあります。
こうしたときにドライブレコーダーがないと、走行中の状況を証拠として残すことができません。

逆に言えば、ドライブレコーダーで録画しておけばどのような運転を相手にされたかを説明できるようになり、自分にとって有利になることがあります。
ドライブレコーダーは本当に必要なのかと感じるかもしれませんが、もしものときにとても大切です。
これを機会に、ぜひ購入を検討することをお勧めします。

バイク用ドライブレコーダーの選び方

バイク用のドライブレコーダーを選ぶときには、バイクショップに行く必要があります。
バイクショップにはさまざまな種類のドライブレコーダーが並んでいるため、順番にスペックを確認しましょう。

また、価格も大切なポイントです。
いくら性能や使い勝手が自分のバイクに合っていても、価格が予算の範囲内であれば購入することができません。
そのため、価格はできれば最初にチェックしておくと良いでしょう。

ドライブレコーダーはインターネットの通販でも買うことができます。
通販サイトの検索で、「ドライブレコーダー バイク」のように入力すると一覧で表示されるはずです。
通販サイトの画面でドライブレコーダーをチェックして、画像やスペック情報を参考に購入するものを選びましょう。

ちなみにバイクショップであれば、迷ったときにスタッフへ相談することができます。
初めてドライブレコーダーを買う場合は迷ってしまうことが多いため、必要に応じてわからないことを聞いてみてください。
バイクショップのスタッフは知識豊富で、丁寧に教えてくれることが多いですから、気軽に相談すると良いでしょう。

オススメのバイク用ドライブレコーダーを紹介

バイク用のドライブレコーダーはたくさんありますが、特にオススメなものとしてAKEEYOのレコーダーが挙げられます。
スマホで録画と撮影ができ、しっかりとした作りで耐久性も高いため、人気です。
値段も安価で購入しやすいのも魅力です。
用意しておくのとそうでないのとでは安心感に大きな差が生じるため、ぜひ購入しておきましょう。