林道走行前に覚えておきたいポイント
林道の特徴を把握する
林道をバイクで上手く走るためには、林道の特徴を把握する必要があります。
林道とはその名の通り、林に囲まれた道のことを指します。
一般的な道は視界が開けており、遠くまで見通しながら走行することができます。
例えば前方に急カーブがあれば、早めにブレーキをかけて減速すればスムーズに曲がることができます。
また、前のほうで渋滞が発生していれば、その様子を見ながら走ることができます。
これはつまり、「運転の判断がしやすい」ということです。
これに対して林道では、木々が視界を遮るため通常の道よりも運転の判断がしにくくなります。
ときには急にカーブや対向車が現れることもあり、こうしたときに素早く対応する必要があるのです。
林道でのんびり走っていると、場合によっては事故につながってしまうことがあります。
林道の周辺にはお店や民家が少ないため、もしトラブルが起きてしまうと対応が大変です。
このように林道はあまり運転に慣れていないライダーには特に気をつけるべき道であり、その特徴と走り方をしっかりと把握しておくことが大切なのです。
何事も準備は重要ですが、それはバイクでのツーリングにおける林道にも当てはまると言えます。
林道を走るときのポイント
林道を走るときに必ず押さえておくべきポイントとして、「スピードを出しすぎない」ということが挙げられます。
林道はストレートな直線が続くことはあまりなく、カーブや坂道が連続していることがよくあります。
カーブが続くときにスピードを出していると、曲がりきれずにガードレールなどに衝突してしまう可能性があります。
場所によってはガードレールが設置されていないこともあり、崖から落ちてしまうと命の危険すらあります。
また、下り坂はついスピードを上げて走りたくなりますが、反対に上ってくる車やバイクもいるはずです。
林道を走る人は少ないですが、だからこそ急に車などが対向車線に突然来ると驚いて対応できないことがあるのです。
目安としては、いつでもカーブを無理なく走れるスピードを保ちましょう。
これくらいの速度で常に走れば、林道でも問題なく走り抜けることができます。
前もってガソリンを入れておく
林道を走るときには、ガソリンの残量にも注意しましょう。
林道に入るとしばらく1本道が続くことが多く、ガソリンスタンドがなかなか見つからないことも多いです。
もしガソリン残量が少ない状態で走ると、途中でガス欠になる可能性があります。
林道の途中でガソリン残量がゼロになると、場所によっては電話が通じないこともあり、とても危険です。
できれば林道の手前でガソリンを給油して、満タンにした状態で走りましょう。
以上の点を守れば、林道も恐れずに走ることができるはずです。