泊まりで長距離ツーリングに行きたいなら「鳥海ブルーライン」
東北地方のバイク旅へ出かけるならおすすめのルート
鳥海ブルーラインは山形県と秋田県を結んでいるルートです。
東北地方は自然が多く、数多くのツーリングスポットがあります。
その中でも鳥海ブルーラインは人気の道となっており、特に初夏から秋にかけてはたくさんのライダーが訪れます。
鳥海ブルーラインへのアクセスは、山形県からが便利です。
飽海郡遊佐町を走っている県道210号線という道があり、ここから鳥海ブルーラインに入ることができます。
途中で鳥海山という山を通りながら秋田県に入り、県道131号線を走って市象潟町まで続いています。
2001年ごろまでは料金がかかりましたが、今は無料で通行できるようになっています。
関東地方や関西・東海地方から向かう場合、鳥海ブルーラインはかなりの時間がかかります。
そのため日帰りでの旅は難しく、1泊以上の宿泊を考えておくほうが良いでしょう。
泊まりで長距離のツーリングを楽しむにはちょうど良く、計画するのもまた楽しいものです。
初夏の新緑と秋の紅葉時期は絶好のタイミング
東北地方の冬はかなり寒いため、この時期は鳥海ブルーラインもツーリングに不向きです。
逆に夏から秋にかけてはベストシーズンとも言える時期で、初夏から夏にかけては緑溢れる風景を見ることができ、秋は周囲に広がる見事な紅葉を楽しめます。
夏は高山植物を見ることができ、普段はあまり目にすることのない植物や草木などもたくさん生い茂っています。
また、紅葉の風景は赤や黄色などさまざまな紅葉が色づき、美しいグラデーションが特徴です。
鳥海ブルーラインを走っていると太平山荘という施設があります。
ここは標高が高いため、周辺の風景を見渡すことができます。
天気の良い日は海を見通すこともできるため、山と海が調和した風景を楽しめます。
特に訪れると良い時期としては、5月から10月頃となっています。
5月は上旬よりも下旬に訪れるほうが良く、10月は下旬になるとかなり冷え込むため、上旬を目掛けて向かうことをおすすめします。
寒い地域のため、雪には注意が必要
山形県や秋田県は寒い地域のため、雪がたくさん降ります。
年によっては5月でも雪が降ることがあるため、できれば6月や7月に訪れると良いでしょう。
また、雪が降ると道路に凍結が生じやすくなるため、バイクの走行は注意が必要です。
交通規制が行われることもあるため、冷え込む可能性がある時期に行く場合は天気予報をこまめにチェックしておきましょう。
鳥海ブルーラインはカーブや坂道が多いため、ときどき休みながら走ることも大切です。
バイクに慣れているとスピードを出しすぎてしまうこともあるため、安全には気をつける必要があります。
東北地方有数の名所を、ぜひ満喫してください。