すり抜けについて

すり抜けについて

すり抜けは違反!?

バイクのすり抜けは避けたほうが安全ではありますが、バイクの機能性を活かすためには、すり抜けしたい場面もあるでしょう。

すり抜けは道交法では違反となりますが、これが原因で検挙されることは少なく、黙認されていることが多いのが現状です。
ただ、注意するべきポイントももちろんあります。

まずオレンジの線をはみ出て追い越すような場合です。
オレンジの線は「追い越し禁止」を意味しますから、もし追い越すときは線をはみ出さないようにしなければいけません。
ウインカーの不履行にも注意が必要です。

進路変更する際には、3秒前にウインカーを出さないといけない決まりになっています。
ジグザグ運転をするような場合、進路変更の3秒前にウインカーを出すことは無理なはずです。
すり抜けには危険性もありますが、渋滞しても一定のペースで移動できるというバイクの機動性を活かせる行為であることは確かです。

すり抜けの際の注意点

渋滞に巻き込まれると移動に時間がかかるばかりでなく、燃費も大幅に悪化してしまいます。
止まっていてもエンジンが回転しているだけでガソリンを消費するのです。
特にエンジンの大きなビッグバイクほど、アイドリング時の燃料消費は激しくなりますので、すり抜けによる燃費節約効果は大きくなるわけです。

とはいえ、やはりすり抜けには危険を伴いますから、なるべく安全な方法で行うべきでしょう。
安全にすり抜けするためには、走行中にジグザグ運転をするのではなく、信号でストップしているときに車両の先頭まで出る方法が安全です。

この場合は、車の左側を通過して先頭まで出る方法が一般的ですが、車のドアが急に開くことがあるので注意が必要です。
走行中の交差点付近でのすり抜けは、車が予想外の動きをしてバイクが巻き込まれてしまうおそれがあるので注意してください。

左折での巻き込みは特に多いので、左折するときは車の動きに注意を払ってください。
ドライバーの多くはバイクを運転したことがありませんので、まさか車の横を急にバイクが走り抜けていくとは考えていません。

バイクの少ない地域ほど、ドライバーはバイクはいないと思って運転しているので気をつけるべきでしょう。
ちなみに、頻繁にすり抜けをする方の場合は、バイクは水冷エンジンにしたほうがいいでしょう。
空冷は空気で冷やす機能であり、水冷よりもコストが安くなるというメリットがありますが、渋滞に巻き込まれるとオーバーヒートしやすくなります。
エンジンを冷やす機能は、水冷のほうが圧倒的に優れています。

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