雨の中では、タイヤの存在を意識しよう

雨の中では、タイヤの存在を意識しよう

雨の日を好んで、わざわざ走りたいというライダーは少ないでしょう。
ブーツやスニーカーは金魚鉢になるし、休憩時にヘルメットをはずすのも、濡れスポンジに顔をこすられるという、最悪の気分を味わうはめになるからです。
それでも、仕事で使用する場合や、ツーリング中に降られるなど、避けがたい事態も多いのが実際です。
そこで、どうすれば安全に、快適に雨の中で走行できるのか確認してみましょう。
最も雨を避けがたい状況として、ツーリング中について見てみます。
まずは荷物。
防水バッグでない荷物は、ビニール袋に丸ごと入れてしまうと良い、
これは、45リットルのゴミ袋を右から、左からなど2重にすれば安心できます。
宿に着くまでに必要なものが出ていることを確認できたら、思い切って継ぎ目を粘着テープでしっかり張り合わせてしまうのも、大雨の時はおススメxです。
特に、貴重品や手帳などは、スーパーの小さなビニールに入れた上で大きな袋にまとめるなどの工夫をしておきたいです。
次は服装。
よほど慣れたフラットな路面を、通勤で走るとき以外は、足元はカバーをつけない方が安全になります。
クラッチ操作のときにひっかかる可能性があってストレスだし、信号で停止した時に、すべって立ちごけするなんて、ギャラリーに余計な笑いを提供したくはないはずです。
可能なら、首にタオルをまいて、雨水が身体に入らないようにしよう、人間不思議なもので、おでこや胸元が濡れると、一気にテンションが下がってしまうから、なるべく乾いた状態を維持しておけると良いでしょう。
グローブは、濡らしたくない気持ちはわかるが、必ずはめたまま走ることです。
雨で転倒したら、素手だと、乾いた路面以上に菌を拾ってしまう可能性もあります
では、いよいよ走り方です。
ツーリングに出るほどのテクがあるのだから、基本的なことは身についていると思うが、雨のときは、特に後輪ブレーキを意識的に使うように心がけましょう。
フロントブレーキをキュッとかけると、即、転倒の危機となり、
ブレーキングの際は、なるべく長距離を使い、じわっと効かせるようにするのが基本となります。
通常の走行中も、タイヤが路面にひっついてしまっているか、絶えず意識して走るようにしましょう。
コーナリングの際は、なるべく車体を傾けず、直前・直後のギアチェンジも避け、リアタイヤに意識を集中して静かに曲がろう、
リアタイヤさえ接地していれば、水たまりも恐れることはありません。
通行人がいなければ、下手に水たまりを避けようとするより、そのまま入ってしまった方が転倒のリスクは減少するので、覚えておきたい。
もし高速道路を走ることがあったら、雨天時は路肩走行はしないこと。
路面が濡れて反射するので、落下物に気が付きにくいほか、段差や鉄板でスリップしやすく、非常に危険となります。
雨が降り始めのころは、特に油やほこりが浮いて、スリップしやすい状態になっているので、本線であっても注意が必要です
横を走る車からもバイクの存在を見落とされがちで、どんな危険があるか予測できません。
穏やかなブレーキングと車体を傾けないコーナリングで、安全に楽しいツーリングに出ましょう!

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