知床の雄大な自然を体感する「知床横断道路」
ライダー憧れの地、北海道でツーリングを楽しむ
北海道はライダーにとって憧れとも言える場所で、広大な自然が広がる道路はツーリングに最適です。
数多くのスポットがありますが、知床横断道路はその中でも多くのライダーが訪れる道路です。
知床横断道路は全長約24kmの道路で、オホーツク海方面から向かうと羅臼岳まで続いています。
国道334号線、もしくは国道335号線を通って向かいましょう。
標高は高いところで1650mほどあり、気温が低い北海道の中でもさらに冷え込みやすくなっています。
アクセスするのは時間と労力がかかるものの、そこで見られる景色は唯一無二の魅力があります。
長期休暇などを利用して、出かけてみるのはおすすめです。
注意すべき点が多いため、事前に確認を
知床横断道路は走ると爽快な気分を感じることができますが、注意すべき点がたくさんあります。
まずは走行できる時期を確認しましょう。
11月から4月は閉鎖されているため、通行できません。
冬から春の時期は雪が残っており路面の凍結が生じることもあるため、安全のために閉鎖されています。
5~8月は初夏や夏場で緑を楽しむことができ、9~10月の秋にかけてのツーリングでは見事な紅葉を楽しめます。
次に気をつけたいのが動物です。
知床半島にはたくさんの動物が住み着いており、オオワシやエゾシカ、さらにはヒグマなどがいることもあります。
バイクで走っているときに追いかけられることは少ないですが、万が一ということもあります。
注意しながら走行しましょう。
3つ目に気をつけるべきなのは、「服装」です。
知床横断道路は5月からは走行可能となりますが、初夏の時期はまだ寒さが残ります。
また、10月も閉鎖はされていないものの、同じく寒くなり始める時期です。
そのためこれらの時期に向かうときは、必ず防寒対策をしっかりしてから向かいましょう。
寒さは少しずつ体力を奪うため、上着などで服装を調節できるようにしておくと良いでしょう。
北海道ならではのビッグスケールを満喫しよう
知床横断道路から見渡せる風景は、やはり北海道ならではと言えます。
スケールの大きな大自然が広がっており、空気も澄んでいるため、都市部とは全く異なる雰囲気を楽しむことができます。
また、標高が高い地点からはオホーツク海を上から見下ろすこともでき、非常に綺麗です。
知床横断道路は根室海峡方面からも向かうことができますが、オホーツク海側とは自然の表情がかなり違います。
こうした印象の差を楽しむのも、この道路ならではの魅力と言えます。
道はしっかり整備されていて走りやすく、どこまでも伸びていくような道をゆったりとツーリングすることができます。
大型バイクなどでの旅も、知床横断道路にはベストマッチです。