12月 2019アーカイブ

コーナーリングや大自然の眺望が楽しめる「茶臼山高原道路」

愛知県の奥地に広がる、山岳地帯を走るルート

茶臼山高原道路は、愛知県と長野県を結ぶルートです。
通っているのは愛知県北設楽郡豊根村と設楽町を結んでおり、約14kmほどの長さとなっています。
以前は有料道路でしたが、平成20年からは無料となり、今でも道の名称は変わらずに残されています。

愛知県は比較的雪の少ない地域ですが、茶臼山高原は県内では珍しいスキー場のあるエリアです。
そのためツーリングで訪れるライダーも多いですが、スキーやスノーボードを楽しみに来る観光客もたくさん訪れます。
バイクの旅と合わせて、こうしたウィンタースポーツを楽しむのも良いでしょう。

坂道が多く、ライディングの腕の見せどころ満載

茶臼山高原道路は山道を走るため、勾配が急な坂道が多いです。
カーブも多いため、中級者や上級者のライダーにとっては、腕の見せどころとも言えるポイントが続きます。
カーブを攻めて走るのも良いですし、勾配のある坂道をスピード感溢れる走りで楽しむのも良いでしょう。
ライダーそれぞれに合わせた楽しみ方ができるのが、この道路の魅力といえます。

また、余裕があれば、コースだけでなく周囲の風景にも目を向けてみてください。
茶臼山周辺の風景は豊かな山林が広がっており、標高の高いところまで走ると上から周囲の景色を一望することができます。
茶臼山の周辺は空気も澄んでいるため、爽快な気分を感じながら走ることができます。

休憩所もあり、イベントも開催

茶臼山高原道路には休憩所もあり、「やまなみ展望台」というスポットがあります。
山道を走るのは体力が必要なため、ここで休憩して続きの道を走ることをおすすめします。
また、展望台から風景を見ることができるため、バイクを降りてゆっくりと周囲の景色を楽しみたいときにも適しています。

さらに春になると、「茶臼山高原芝桜まつり」というお祭りが開催されています。
茶臼山は春になるとたくさんの桜が一斉に咲き乱れ、この時期に合わせたイベントとなっています。
春は暖かく、ツーリングを楽しむにも絶好のタイミングです。
このお祭りを目掛けて出かけるのも、きっと良い思い出になるためおすすめです。

茶臼山高原道路は東京から向かう場合、約4時間ほどかかります。
愛知県内の各方面から向かう場合は、1~2時間ほど見ておけば良いでしょう。
このルートは無料ではありますが、茶臼山高原にある駐車場では料金が500円かかります。
桜まつりを目当てに向かうときはこの駐車場を利用することになるため、道路は無料ですが現金は用意しておくべきです。

路面は基本的に走りやすいですが、ポイントによっては荒れているところもあります。
油断せず、安全なライディングを心がけてください。