バイクに乗るなら保険加入は必須
 普段は自動車に乗るので、バイクが必要になったときには友人に借りようと思っている方はいませんか。
 もしも他人のバイクに乗る場合には、保険のことを考えておかなければなりません。
 自動車では一時的に乗る必要がある場合、一日保険に加入することができます。
 しかしバイクの場合には、一日保険というものがありません。
 一日だけバイクに乗るので一日保険に入ればいいと思っても、加入することはできません。
 バイクは自動車とは違い体を車体で保護しないので、事故に遭った場合に大きなけがをしてしまう恐れがあるからです。
 一日保険に加入できないので、その他の方法を検討する必要があります。
 くれぐれも、対策を講じないままバイクを友人から借りて乗らないようにしてください。
運転者年齢条件を変更する
 バイクに普段から乗る方のために、保険会社ではバイク保険の商品を用意しています。
 バイク保険では、補償対象者を限定する「運転者年齢条件」があります。
 「年齢を問わず補償」「21歳以上補償」「26歳以上補償」という3つのタイプが用意されており、これらのうち1つを選択することが可能です。
 もしも友人からバイクを借りる場合には、自分の年齢に合わせて運転者年齢条件を変更してもらうという方法を採用することも可能です。
 年齢条件を変更すれば、友人のバイクを借りて事故を起こしてしまっても、補償を受けることが可能になります。
 しかし「年齢を問わず補償」に変更すると保険料がアップしてしまうので、この点には注意が必要です。
他者運転特約をつける
 バイク保険の中には、他者運転特約というものがあります。
 もしも友人などのバイクに乗って交通事故を起こしてしまった場合でも、修理代など補償を受けることができます。
 対人と対物の両方に関して補償が受けられるので、相手が大きなけがをしてしまったときに高額の治療費を支払ってくれます。
 ただ注意したいポイントとして、修理代を受け取るためには、車両保険を付帯する必要があります。
 自分のバイクを持っていて保険に加入している、ただ修理中で友人のバイクを借りないといけないときにはこの特約を付けておくと安心です。
ドライバー保険に加入する方法もオススメ
 ドライバー保険は、自家用車を所有していないけど他人の車を借りて運転する可能性がある方向けの保険です。
 この保険は自家用車だけが対象だと思われがちですが、実際にはバイクも対象とすることができます。
 他人のバイクを乗る可能性があるときにも、安心して借りることが可能です。
 もしも他人から借りたバイクに乗っている時にけがをさせてしまっても、治療費などを保険会社が負担してくれます。
 ドライバー保険は複数の会社が販売しているので、もしも加入したいと思ったらそれぞれを比較しながら選ぶといいでしょう。