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Vespa

スクリーンでも活躍!ベスパ全て

スクリーンの中でも活躍

国内で古くから一般人に認識されている輸入2輪車といえばベスパをあげて間違いありません。
ハーレーダビッドソンを挙げる人も多いと思いますが、ハーレーはバイク乗りの間で有名であり、バイクに詳しくない人にとっては、やはりベスパがその代表といえるでしょう。

その最大の理由は、有名作に登場していることです。
1953年公開のローマの休日では、グレゴリー・ペッグがオードリ・ヘップバーンとローマの街を二人乗りしたことで有名です。

当時は娯楽といえば映画でしたし、現在でもこの映画は名作として伝えられています。
バイクの名前を知らない人でも、あのシーンが印象に残っている人は多いのです。

1973年公開のアメリカン・グラフティではゴミ箱に追突するシーン。
1979年公開のさらば青春の光ではライトやミラーなどで装飾されたモッズ仕様が登場し、スクリーンを彩っています。
この名作の公開により、バイクを知らない一般の女性たちも、名前を知らずともベスパというバイクが認識されていきました。

では一般の男性はというと、1979年放送の探偵物語がその役を担うことになりました。
松田優作氏演じる探偵の工藤俊作の愛車としてベスパが登場しています。

2ストロークの特徴というべき白煙を必要以上に吐き出し、カッコいいとはいえませんでした。
ですがそれまで2枚目でハードな役を演じてきた俳優が、3枚目を嬉々として演じる姿と相まって、カッコ悪いのがカッコいいと認識され、ポンコツの演出を受けていたベスパも、愛されるようになったのです。

現在でもこの作品は人気が高く、フィギュアなども販売されています。
その際衣装や小道具と合わせ、同種のベスパもモデル化されています。

リアルなベスパの問題

スクリーンでの活躍により、ベスパにはまった人は多いのですが、その扱いに困った人が多かったのも事実です。
そしてスクリーンに登場したベスパは型が古く、ミッション付きになります。
また通常のバイクのミッションとは異なり、変速方法も独特なものですので、バイクに乗り慣れた人であっても苦労するのは当然だといえるのです。

またベスパは国産スクーターと違い、カウル類がスチール製になっています。
そのため旧式を買うと、日本とイタリアの気候の違いにより錆が出ていることが多く、穴が開いていることすらあるのです。

現在のベスパ

ベスパの名前はイタリア語でスズメバチを表します。
以前は2ストロークエンジンを搭載しており、その排気音がハチの羽ばたきに似ていたのが由来となっています。

ですが現在は環境問題により、2ストロークは廃止され、4ストローク化されています。
スチール製のボディに対し、4ストのエンジンではトルクが足りず、以前のような出足は期待できないかと思われましたが、新型はそのようなこともなく、シティライフに見事に対応しています。

ベスパというと前出したように古いタイプ、特にヴィンテージシリーズに人気が集まり生産終了後、再販がされるほどでした。
現在は生産終了していますが、クラシカルな雰囲気を残しつつ新技術を取り入れたデザインへと進化しています。

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